最近は、ゆうくんの成長ぶりにすっかり忘れかけていましたが、
退院してから検査が確定するまでのことを書いてなかったので、
忘れてしまわないうちに、書いておこうと思います。

出産後一週間で、誰にもゆうくんにダウン症の疑いがあるのを言えないままの退院となりました。


次の日から、実家の母親が手伝いに来てくれましたが、
「五体満足でよかった。ダウン症とかじゃなくて良かった。」という言葉に、
ドキッとしながら何も言うことができませんでした。

パパにも、事あるごとに話そうかと悩みましたが、
パパの、純粋なうれしい思いをもぎ取ってしまうようで、
また、ツーリングを予定していたこともあり、精神的に不安定になって事故でもしてはいけないと思い、
検査結果の出る前日まで話すことができませんでした。

最初は、疑いだし一ヶ月間一人で頑張れると思っていましたが、
そのうちどうにもならなくなり、心の許せる口の堅い友人にメールで話をしました。

皆さんの体験などを読んでいると、ご主人が先に告知を受けたりすることも多いようですが、
ゆうくんは、主治医の方針と大きな合併症が出ていなかったので、
告知をされる必然性がなかったのだと思います。

パパは、もっと早く知りたかった、知ってたらツーリングはいかなかったと言っていましたが、
今考えても、どちらが良かったのかわかりません。

でも、毎日のうれしそうなパパを見てると言えませんでした。
私が少ししか持てなかった分、心起きなく幸せな時間をはぐくんでほしかったのです。


今でも忘れません。

ゆうくんのダウン症に気がついた瞬間。
そのとき心臓がドクンと脈打ったこと。

疑問を伝えた次の日、産後の指導をみんなで受けている中、
小児科の先生に呼ばれ、新生児室で診断するための採血をしてみましょうと言われ、
涙をこらえながら続きの指導を受けたこと。

泣かないゆうくんを抱え、みんなに涙を隠しながら授乳したこと。

個室の壁に向かって何時間も泣いたこと。

一人きりで抱えた時間はとても辛かったです。

ですが、その時間がゆうくんとの絆を深めてくれたと思っています。


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