大台ヶ原その後… 松浦武四郎と一本足ダタラ | 森中あゆみの「山と薬膳で、ココロとカラダをまるごと養生♩」

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2019年8月26日


大台のことを調べていて、ふとぶち当たった「松浦武四郎」さん。


先日、見逃した『永遠のニシパ~北海道を名付けた男 松浦武四郎~』の人・・・。

江戸時代末期から明治にかけての探検家として、蝦夷地を探査し、北海道という

名前を考案したことはとても有名。


が!
なんと、この人、北海道だけでなく、大台ヶ原も開拓していたのだと、恥ずかしながら

初めて知った・・・。亡くなる直前の3年間は、大台ヶ原を歩き回って、私財を投じて、

登山道の整備や山小屋建設などに寄与したという・・・。


なんでまた大台?と思ったら、この人は三重県松阪市(一志群)生まれというから、

またビックリした・・・。全国あちこちを歩き、様々な調査記録を残した武四郎さんにとって、

大台は先祖帰り的な存在だったのだろうか。


大台開拓の本を見てみたくなり、amazonってみたけど、大台の本は松阪市が発行

しているとのことで、これはまた改めて申し込むとして、とりあえず、数冊、取り寄せて

みた。笑点の歌丸さんみたいな風貌で、笑わせ系マジメ属と分析したが、はてどうか?


この人には、熱烈なファンが結構多いようで、『週刊武四郎』なるWEBも発見した!!

このWEBの管理人さんがおもしろいのだとは思うけれど・・・、この新聞もどきを読むと、

武四郎さんのことが手に取るように見えてくる! 


北海道のスジコを送ってほしいと何度も催促の手紙を書いたり、後妻さんと甥の娘さん

に時々いじめられて困り申し候也~~、と書いてみたり・・・。ほらね、ほらね、やっぱり

笑わせ系マジメ属やったに違いない!!モノに執着する辺りは、探検家として必要な

部分であろうし、マジメに面白く表現して人の心をつかむの気質は、いろんな人との

コミュニケーションを必要とする旅では必須アイテム!これちょっと、慧海に似てる。


ユニークと言えば・・・。

武四郎さん、晩年、自宅の片隅に一畳サイズの書斎を作ったそう。それがですわ!

その木材は、全国に散らばる友人知人などに頼んで、全国津々浦々の神社仏閣などの

古材などを集めたものというから、やっぱり発想がおもしろい。


古いものは白鳳時代というから、ビックリ。武四郎さんは自分が死んだら、それを解体

して荼毘に付してほしい、と遺言したらしいけれど、あぁ残念、文化財として今も保存

されているんだそう。怒るでしかし~~、と横山やっさん張りに困ってる(フリをしてる)

お顔が想像できるぞ(笑)!

あ~~、武四郎さんの血液型が知りたいぞ~~(笑)!絶対B型と思うわ!!



そんなこんなの時間を過ごしていると・・・、テレビで奈良に伝わる妖怪話を、消えてしま

わないように残そうとしている「妖怪文化研究家・木下昌美」さんという女性が出ていた。

妹に百怪一首をもらって以来、山の妖怪にも興味が出てきていたところにタイムリー

過ぎる話題!!


大台には一本足のダタラという妖怪がおるぞ~~、と木下さんが発行する『奈良妖怪

新聞』なるものにアクセスして、早速、一本足のダタラの号を購入。


やっぱり大台や、大台に上がっていく手前の集落のことが書かれていて、大台の開拓に

寄与された大台協会の方のコメントまで載っていたからおもしろい。しかも!一本足の

だたらは、叔母峰(大台の近く)に住んでいた猪笹王という大イノシシの亡霊だとも・・・。


おいおいおい!!イノシシって、今年の干支ネタも絡みますか?1月から猪がつく名前

の山や、イノシシ関連のお寺に、毎月一回出かけてたけど、8月はイノシシのネタ場所

に行けなかったので、何をこじつけて行ったことにしようかと思っていたら・・・、


ちゃんとこんなところで帳尻を合わせてくれた!!


不気味なほど、いや、気持ちよいほどに物事が繋がっていくのは、本当に面白く楽しい。

ブログで山行記を書くと、やはり少しは調べ物をするので、知らなかったことがどんどん

入ってきて、賢くなれるな~~。


と言いたいところだけど、脳ミソつるつるの米ナス化が進行し、すぐに忘れてしまうので、

ここに書いたこともすっかり忘れて、また同じこと調べて書いてしまうかも・・・(笑)!!