この時期、どうしtも会いたい花がいっぱいあるので、時間を作って金剛山へ出かけて
きました。普通なら3時間のコースですが、6時間かけて、おばあちゃんのように腰を
一番の目的は何と言ってもニリンソウの大群生地。
カトラ谷が昨年の台風で大崩壊し、一般ルートではなくなって(というか、そもそも通行止
の看板があったように思うが・・・)しまったので、別のルートを偵察を兼ねて歩きました。
この群生地に行くには、一度山頂に上がってから、ここまで下っての観察となり、大きな
アルバイトですが、若干崩れてはいるものの歩くには支障なしで安心しました。
花は2~3分咲き程度。例年GW前後が一番良いです。エンゴサクはちょうどいい頃合、
ヤマシャクヤクの群生地は谷を越えて向こう側にありますが、谷が崩壊しているので
花の群生地がどうなったか心配です・・。
今年は気候のせいもあるのか、ニリンソウの葉っぱの出が早いように思います。また、
いつも以上に広がっていて、端っこの方に数株あるヤマシャクヤクの場所に行くまでの
踏み跡も葉っぱで覆われてしまったので、ズームで撮るしかありませんでした。
ここのコース、この時期は多くの山好き花好きで賑わいますが、台風で山頂から往復
で体力が必要になってしまったことに加え、ロープウエーが老朽化で再開時期未定の
運休に入っているため、例年より訪問者が少ないかもしれません。人がこなくなれば、
山はまた野生の姿を取り戻し、違う姿を見せてくれるかもしれないですね!
長いスパンで自然をとらえれば・・・、
崩れてしまった場所も含め、自然は常にリフレッシュを繰り返しているもの・・・。永遠は
ないです・・・。崩壊も通行止めも受け入れるべきだし、落ち着いたころには、行ける実力
の人がぼちぼち行けばよいのだと思います。
ただ、とても心配なのは、一部の登山者が過信して通行止めなのに侵入し、事故が
起きること、そして、その自己に対し管理責任を問われることを危惧して、山主さんや
行政が堰堤を作ったりコンクリートで固めたりしてしまうことです・・・。
自然が自然のルーティーンとして崩壊するのは仕方ないと思うけれど、人間の手に
よって壊されることは、壊滅的な破壊につながると、そこがとても心配です。
登山行為は、もともと自己責任の下、行うべきで、整備されてないから事故が起きた、
だなんて話はおかしな言い草です。整備された不自然な山は、もはや自然ではありま
せん。今も寺谷という私が好きなコースに重機が入っていますが、本当は止めてほしい
このコースにはもともと若干、やっかいな場所が数か所ありましたが、案外、そこは問題
このコースの名前はツツジオ谷。山を始めた頃にとても参考にしていたガイドブックが
今も手元にありますが、そこには谷が「筒状」になっているから「ツツジオ」谷と言われる
ようになったようなことが書かれています。このあたりの谷の様相を見るとなるほどと
完全に抜けてます。
コース上には、台風の影響で荒れているので利用を控えるように書かれた看板が要所
要所に掲げられています。
ツツジオ谷は、谷から離れるあたりが一番崩壊しているようです。既に新しい踏み跡が
出来ていて、さほど問題なく歩けますが、初心者や子供にはちょっと厳しいかもしれま
せん。というか、下手な歩き方で道を崩してしまうと厄介な状況です。せっかくつけて
下さった新しい踏み跡なので、上手に歩いて安心なルートに定着させてあげたいです。
ツツジオ谷からいったん尾根まで出て、崩壊してしまったカトラ谷のニリンソウ群生地へ
下りました。若干崩壊し、木の階段も斜めになったりしていますが、歩くのには殆ど
問題ない状態です。ヤマブキソウの群生地がどうなったかも心配です・・・。
再度登り返して、ランチにします!
仲良しのキジバト。ず~~~っとくっついてました。
ここにはヤマガラなどがよく来ます。登山者が手から直接ピーナツやお煎餅などをあげ
てるから寄ってきてるが正しあいかも…。それどうなん?!っていつも思います。
野生動物の餌付けは、何かしらの影響が互いにあると思うのですが、ここでは当たり前
化しています。誰も疑問に思わないのか不思議なほどです・・・。
この子はだあれ? 先っぽがちょっとだけ黄色いです。
府民に愛されている金剛山。良くも悪くも府民の工夫や愛情があちこちでみられます。
下山ポイントの沢筋には柄付きのタワシがたくさん置かれています。古いタイヤを木段
に貼り滑らないようにしてくれてあったり、電気屋さんなのか?電気のコードを何重にも
してロープがわりにしてくれていたり・・・。この水道(笑!)はいつも重宝してます。顔を
近づけて、手をぬらさなくても水が飲めます♡
花を植えてくれているところもあって、さすがにそれは違うやろ!と言いたいですが、
まぁ、とにかく府民の愛が詰まっている山なのです。
明日から見てきた花をアップします。