風邪も何とか収まり、福井まで日帰りハイキング。
少し残雪のある芽吹きが眩い山からは、まだまだ雪をたっぷり蓄えたままの奥美濃の
山々が本当に美しい。
私たちを先導するように春の使者、ギフチョウがひらひらと越しては戻りを繰り返し、
足元にはカタクリやイワウチワなどの妖精たちが疲れを忘れさせてくれた。
動植物の命のエネルギーが充満しているのだけれど、そんな強い何かじゃなくて、
穏やかで包まれるような優しい空気感。そんな場所に身を置く心地よさと言ったら...♬
ん~~ん♩春山ラブ💛
トラバースがイヤラシイ感じの残雪具合だったので、途中 から直登して尾根へ出る。
ブッシュで足を滑らせないよう 、ちょいドキドキ…。尾根に出てふぅ…。
この写真は別の 場所でーす。
歩き始めは、八十八箇所観道山弘法寺の参道から。参道と言っても立派な山道で、
石仏がずっと並んでいる道をジグザグに高度を稼ぐ。登山口のお大師さまには念入り
これ・・・💦
駅でもカタクリを見に来たおばちゃんたちが、「クマが出る」と騒ぎまくってて・・・。もち、
想定内でクマよけ鈴は持ってきたけれど、今朝出た!くらいの騒ぎっぷりに、こちらも
少々ビビる・・・。観光協会で、これまでの熊情報を入手するも、被害者ゼロとのこと。
歩き始めはトキワイカリソウのプロムナードなのだけれど、病み上がりの身にはキツイ
登りだった・・・。時々、貧血でスーッと寒くなるような感覚を感じながら、ズッコケない
ように、慎重に歩く。
ひと汗かいて弘法寺の本堂前に着く。工事?のおじさま方がちょうどランチ中で、
またしても「クマが出るぞ!」のアドバイス・・・。ボディーガードに誰か一緒に登りま
しょう!とお誘いするもあえなく撃沈・・・。
でも山をよく分かってそうなおじちゃんが、「鈴持ってるんやろ?ほな大丈夫や」と
太鼓判を押してくれたので、安心して前に進む。
さて、その先は一層急登となる。それでも、足元にトクワカソウがたくさん咲いていて、
ギフチョウはひらひらと舞っていて、春の里山を満喫する。
急登をしのぐと、鍋倉山山頂。奥に見える山はおそらく奥美濃の山だろうだと思いつつ、
鼻血ブーで確認するゆとりがない・・・。かろうじてタムシバの花を撮ったが、帰って
見直すとピンぼけだった・・・。
山頂からはいったん、グンと下り、再び急登に。正面に残雪あり。夏道が見え隠れして
いるけれど、雪の残り具合がいやらしい。トラバースしづらそうに思ったので、途中から
残雪を選んで、稜線までショートカットする。
雪の斜面を直登するのはかなり気持ちよかった。慣れてないと足が滑ってしまうので
怖く感じるところ・・・。最後のあたりは斜度がきつく立ち込めなくて、ピッケルがわりに
手を突っこみ安定させる。ザクッザクッとステップをきる。雪が終わると次はブッシュ。
生きてる木を探し、抜けないよう、押すようにして・・・。よくダンナに言われたな・・・。
私、そういうの得意なのに、口癖だったのかもな。今日は私も同じ言葉をかけている。
ショートカットして尾根に出た。なんとステキな道💛 この感じ、好きすぎる~~♡♡
ほどなく藤倉山山頂。
大きな反射板があって、山頂としては俗っぽいのだけれど、景色はバツグン!
山頂からは、白山や奥美濃の山々が美しい。
昨年、一昨年と私をとてもかわいがってくれた山岳会の先輩が多く逝った。その先輩
これは日野山でしょう。
北陸道を走ると、富士山みたいにきれいな山が見える。きっとその山!
藤倉山からの下山は、登り以上に長かったけれど、正面に残雪の奥美濃の山々が
ならび、足元にはまたイカリソウが・・・♡ 下山ポイントの新羅神社ではカタクリや
エンゴサクが美しい。鹿の食害で、カタクリは数を減らしてしまったようだけれど、
これだけ咲いていれば十分だ。途中、燧ヶ城址で咲いていたたった一輪のカタクリが
電車の時間を遅らせて、おそばを食べて帰ることに。今庄と言えばおそばはとても有名!
とりわけ、このお店はそば通の間で有名だそう。観光協会の方の話では、平日閉まって
いることが多いらしい。そして、売り切れ次第終了!のお店だというのに・・・、今日の
私たちはラッキーだった(^^♪
冷たくひえたおろしそばは、細麺でこしあり。出汁は薄めの味で食べやすかった。
量は少なめなので、大阪までの腹つなぎにちょうどいい♡
電車を遅らせようと思ったけど、テンポよく食べれたので、早い電車に乗れそう!
駅のホームとホームをつなぐ跨線橋にある看板に惑わされないように~~(笑)!
出口と書いてますが、この扉は出口ではないっすよ~~(笑)!この扉を開けると、
駅の屋根上に出ます(笑)! 看板の横に「左」か「←」の印がほしいところ・・・(笑)!
敦賀で乗り換え。
恐竜博士、ネクタイ締めてマス!