初日のお宿は檜枝岐でした。
かれこれ20数年前に初めて行った時、静かで落ち着いた雰囲気のステキな集落だなぁ
と深く印象に残った場所です。
ダンナとあてのない放浪のドライブに出た時も、ここに宿を取りました。
そして、この地の名物、十割そば。うどん党の私でもお代わりしたかったです。
村の重要文化財である穀物倉庫。
火事にあわないよう、住居からは離れた場所に作られたとか。柱や釘を一切使わない
この六地蔵さんは村一番の人気者かも?
以前来た時も写真を撮りに来た記憶があります。
山深い村にあった「まびき」などの悲しい歴史を伝える重要な存在です。
橋場のばんば。縁切りですね。
縁を切りたければ新しいハサミを、切りたくなければ錆びたハサミをここにもってくるの
檜枝岐の歌舞伎舞台。
昔、お伊勢参りをした折に、江戸で歌舞伎を観劇した村人が、見よう見まねで始めた
歌舞伎が現代も語り継がれて奉納されているそうです。
舞台に対面して作られている観劇の席が素晴らしいです。
今回は夜、暗くなってから到着したので、朝の短い時間にバタバタと写真を撮りに行くに
終わってしまいましたが、宿のご主人、女将さんのお人柄や、登校中の学生さんの
礼儀正しいところなど、本当に居心地の良い集落です。
20数年前に感じた印象のまま、今回も滞在させてもらうことができました。