『聖者の谷』


治安維持のため戒厳令の出るカシミールの湖の水質調査に来た女性と、閉鎖的な地元を出たい若者2人が出会い、片方は恋に落ち、片方は浮世離れな女に入れ込むのを止めようとする。


湖の水質のためトイレの改善を提案する女に誤りはないが、戒厳令が出てる今その話なのかとか、湖に落ちて毒を浴びたようなリアクションを生活者の前でするのかとか、割と悪く描かれがちであった。

印僑米国人の監督が女性にこういうイメージを背負わせることの是非も含め、視点のレイヤーが多く、結構整理が辛い。

うっかり他の人と話をすると様々な思想の差が出て迂闊に話せないタイプの映画で、1人で漠と見るのがよいか。