フェラーリのエンジンが壊れた…

タイミングベルトが切れた、外れた、

バルブクラッシュした…

最悪のエンジントラブルですが、
残念ながら
よく耳にする事実です。

最近も、タイミングベルトを数年前に交換したのに、バルブクラッシュしたフェラーリが、とある整備工場に2台あります。

他の整備工場でもバルブクラッシュの話を聞きました。


原因は?

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コントロール タイミングギア


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カシメてある
このコントロールタイミングギアが、
空回りするのです。

悪夢のタイミングコントロールギア空回り地獄です。

悪夢の
バルブクラッシュ (泣)

原因はどこにあったのか??

いろいろ探っていくと、、、(゚o゚;;

コントロールタイミングギアが空回りしている。


最近のケースも、やはり、

コントロールタイミングギアが空回りしていました。

タイミングベルト交換時
必ず
コントロールタイミングギアの交換をしてください。

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今回、私のマラネロは、
新しい部品取り付け前に
溶接を施して、
絶対に空回りしないよう

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細心の注意を払って、
コントロールタイミングギアが空回りしない状態にしてから組み付けてあります。


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もし、
コントロールタイミングギアが、そのままだったら、私のマラネロは、

必ず空回りして
バルブクラッシュしていました。

カシメの強度から見て間違いないです。
危ないところでした。
(゚o゚;;



貴方のフェラーリ、

これから、タイミングベルト交換されるなら、必ず 【コントロールタイミングギアを交換、取り付け前に溶接してくれ】と頼んでください。



そして、前回のタイミングベルト交換時、コントロールタイミングギアが、そのままなら、その時のタイミングベルト交換は予防保守として完全じゃない。
安心しないでください。

必ずいつか、空回りします。


私はフェラーリの部品屋さんにも伺って
リアルな話を聞いてます。

何故、こんなに
バルブクラッシュが多発しているのか?

エンジンオーバーホールのパーツ集めが多く

コントロールタイミングギアの注文も多くなっています。

古めのフェラーリで、
一度もコントロールタイミングギアを交換していないオーナー様は、
バルブクラッシュする前に
コントロールタイミングギアは必ず交換、プラス溶接で、
絶対に空回りしないようにしてから、安心してフェラーリライフを楽しんでください。


コントロールタイミングギア

355とかでは、
ドライビングプーリー
という名称です。

タイミングベルト交換を依頼する時に、ドライビングプーリーもよろしくお願いします。と頼んで、、
ピンとこない整備屋さんだったら、まだまだ、フェラーリの整備経験が少ないと判断出来ると思います。