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先週金曜日 官邸前の原発反対デモを興味深くネット動画で見ていました。

「人が集まる」エネルギーを受け、気持ちが高揚した人もいるだろうなぁ。

見ていて僕も何かこみ上げるものがあったなぁ。

感情的に、
福島で見殺しになった友人の弔い合戦ならば、僕もやりたい。

しかし、冷静にならなければいけないね。

福井県 大飯の人達の事も尊重しないといけないよ。


そして、
再稼働させず、化石燃料を輸入して燃やし続け、電力料金が上がってもゆとりでやっていける人(坂本龍一とか)ばかりならいいけど、それが死活問題になる人もいることを考えないといけないね。


再稼働させなければ、まったく稼働しないにもかかわらず、設備の維持コストをかけ、また廃炉に向けた使用済み核燃料処理への投資も必要になってくる。


それに燃料の輸入コストが加わり、

それを国民が負担しなければならない。

しかも、廃炉にいたるまでには長い年月がかかる。

今反対を主張している人たちの次世代にも大きなツケを残す結果になってくる。

自然エネルギーの活用にもまだまだ技術、システムでのイノベーションが必要であり、いまではさらに電力料金を高騰させるだけになってしまう。

心優しき、
貧困者が原発の稼働を止め、新たな貧困を生み出すと言った、「貧困の連鎖」を生じさせてはいけない。


原発問題は、貧しい地方というマイノリティにやっかいな原発を押しつけ、都会というマジョリティが電力を享受し、足を踏んづけているという「地方差別」という問題もある。


日本は資源がない為に大東亜戦争をしたし、原発にも頼った。

ブッシュ政権下のアフガニスタンとイラクの侵略戦争にも賛同した。

しかし、今日本にはものすごい量の資源がある事がわかった。

これからは、脱原発デモのPowerも来るべき国益を懸けた闘いの為に温存しなければならない。