
日曜日乗りました。
単独走行です。
土曜日の夜 遅くまで遊んでいたし、朝は寒い、、
気分的には、たまらなく乗りたいというよりは、乗らなければいけないという感じだった。
ガレージに入る。
顔を床にこすりつけて、オイルが床にタレていないか確認する。
ボンネットをあげてキルスイッチを回す。
フェラーリに乗り込みキーをシリンダーに差し込む。
キーのセキュリティ解除スイッチを押す。
ピッ♪
キーをひねる
チェックオッケーの表示までに数十秒かかる。
チェックオッケーを確認したら、キーをファイルまでひねる。
フゥーウウウ~
フォーオオオオ~ン♪
フェラーリの12気筒は目覚めた。
この瞬間
ベッドから抜け出して良かったなと思う。
ギアシフトをゴクリと下げ、バックポジションに入れる。
そろりとフェラーリを後退させる。
国道に出るまでの数分でエンジンが温まる。
国道に出たら、少しエンジンを回す。
高速道路に乗り入れ、じわりじわりとアクセルを踏んでいく。
ひとつ 楽しむ事
フェラーリを身体中で感じる。
もうひとつ 何かしらの不具合… 何時もと違うフィーリングはないか…?
全ての五感を使って診断する。
自分自身が最高のセンサーとなる。
異常なし。と己のスーパーセンサーが判断したら、ギアをサードに。
アクセルを強く
水を得た魚とはまさにこの事を言うんだろう。
フェラーリのV12気筒は何のためらいもなく回り続ける。
その気になれば、320キロオーバーだ。
15年
フェラーリに乗るのはこれが何回目なのだろう?
愛着心ではなく
執着心なのだろう。