借りていたフェラーリのビデオを返しますと…
寂しいメールダネ…
僕は待ち合わせのカワイイ女の子のいるカフェに行った。
キレイに袋包みされた、ビデオを受け取ると、童貞君が…
…ありがとうございました…
…僕…12月から名駅の居酒屋でバイトします…
…会社は辞めるなんて出来ないし、バイトするのがいいかなと思って…
…少し 貯金できたら必ずフェラーリを買ってみます…
フェラりモンさんの言った
、たかが欲しいクルマのひとつ位を簡単に諦めるな!
クルマなんかを夢見ていられる日本人に生まれた事に感謝しろ!
フェラーリのビデオより、僕の説法がこたえたようだ。
休日もバイトをし、会社の通勤定期券があるから交通費も加算できて、八万円位になるそうだ。
遊びたい盛りの時に、バイトまでして、…
僕は、胸が熱くなった。
童貞君は、なるべく早くフェラーリを買うべきた。
あと問題は、童貞だという事だね。
いかに、フェラーリとはいっても、やりたい盛りの若者には、女のほうがいいに決まっている。
女よりフェラーリが良いというのは、女を知らないだけだ。
フェラーリを手にするまでは、女を作ったらだめだな。
僕は、童貞君に言った。
女は、フェラーリを手にしてからたくさんひっかけろ。
もちろん、魅力がなければ車なんぞで、女の子は誰1人として、ひっかからないけど、フェラーリを買ったという事で、自信をつけた童貞君は、いろんな意味で魅力的になると思うから、彼女の1人や2人できそうに思う。
これこそが、僕がこだわった事なんだ。
そして、フェラーリと、とびっきりカワイイ彼女を世の野郎達に見せびらかしてざまあみろーとフェラーリのエンジンで叫べ!
俺はやったぜとフェラーリで叫べ!
そして
フェラーリを諦めずに良かったと、跳ね馬のステアリングに呟け!
童貞君
頑張れ!