今月下旬ローマで、アイルトン・セナの没後15周年と彼を記念したアイルトン・セナ協会の設立を称える特別展示会が開催される。

この協会は非政府組織(NGO)で、セナのライセンスを受けた製品のロイヤルティから全面的に資金を得て、セナの母国ブラジルの恵まれない子供たちの生活改善のために設立された。
ローマのブラジル大使館で開催される展示会では、セナがF1、F3、フォーミュラフォードで乗った3台のマシンや、彼のヘルメット、レーシングギア、世界一流企業が製造したセナ・ブランドの公式記念品などが並ぶ。
また、有名なF1カメラマンでセナの親友だったキース・サットンの写真展もあり、入場者はセナのレーシング・キャリアを目で見ることができる。
このイベントはセナのファンだけでなく、政府、非政府組織、公的機関、民間機関、大手国際企業などの協力で実現した教育プロジェクトである同協会の活動について学びたい人々を対象としている。

同協会は1994年セナの姉ヴィヴィアンによって設立され、1,100万人以上のブラジルの子供たちの生活を改善するため、そして同国の50万人以上の教師の大学教育を援助するために7,000万ユーロ(92億3,465万円*)以上を寄付している。
展示会はイタリアGP後の9月18~20日に開催される。