カウンタックを輝かす太陽が上った。
それは 夢を見ているような光景だった。
countach
素晴らしい。
この芸術的なデザインは、あくまで完全なる学理的な設計ゆえに生まれた奇跡だ。
パオロ・スタンツァーニ ボローニャ工業大学を卒業しフェラーリを訪れるが、一切経験のない卒業生をフェラーリが雇うはずがない。
パオロ・スタンツァーニはボローニャ市 サンタアガータにて、P111(ウラッコ)
LP112 (カウンタック)を設計する。
2450mm
これは、カウンタックが世界1誇れるホイールベースの値である。
ホイールベースが短ければ車は軽く機動性が高いのは物理の法則だ。
事実として下呂の峠を爆走したカウンタックの操縦性は脅威的。
ボクはこんなに素晴らしくコーナーを曲がりぬける車を知らない。
タイヤさえ新しかったら、カウンタックは峠の流れ星だ。
スポーツカーとしての理想を追求した天才達が、妥協せずに作った Countach
フェラーリのバッジを持たずに生まれた運命が、また面白い!
このCountachの誕生をもって スーパーカー の祖と言えるのではないでしょうか。