2014年の年始、NYへ行ってきました
目的はひたすら本場のジャズに触れる事

12/31のタイムズスクエアは凄い人でした。

メトロポリタン美術館など普通の観光地も一応行きましたが…
基本的には昼夜逆転生活!ジャズのお店を一日2件以上は回る一週間でした
そこでは日本では中々お目にかかれない名演、激演が繰り広げられていました。

ライブを見に行ったり、セッションに行ったり、、、向こうで出会った凄腕のベーシストにレッスンをして貰ったり、と楽しい日々でした。


その中でも印象に残っているのが、ベーシスト Morrie Loudenさんにして貰ったレッスンと、Luis Nashのライブを見に行った時に遭遇したRon Carterさん。

よく日本では、海外のアーティストを聴いた後や、レコード等を聴いた後、セッションで出会う人の発言で「外人(黒人)はリズム感が違う。」とか、「体格が大きいから力強い音が出る。日本人はかなわない。」とかいった言葉を耳にします。
が、NYで目にしたのは、信じられない程の名手達が、とてつもない力をつけた後も研鑽を続ける姿でした。
Morrieさんは右手、左手とも4Fingerを駆使した超絶技巧の早業をとてつもない音量で弾きます。が、その背後には何十年も毎日鬼の様なエクササイズをしてきたそうです。(彼の毎日の練習を教えて貰いましたが、とてつもない鍛錬です。)
Ron Carterさんはもう既に誰もが知る大御所ですが、ライブを見る時の目はただくつろいでいる目ではなく、真剣に音楽を聴いて分析している目でした。

私は普通に仕事をしながらベースを弾いていますが、やはり仕事がある日はほとんどベースを弾けず、休日も練習がしんどくなる事が多いです。そういう時は、Morrieにして貰ったレッスンの録画やRon CarterのCDに耳を傾けます。すると不思議と練習意欲が沸いてきます。

沢山お金を使いましたが、一週間のNY旅行は自分にとって大きな財産となりました。

先日、hmvにふらっと立ち寄った時に凄いものを発見してしまいました…!!
なんと!ピアソラのAA印の悲しみが復刻発売されていたのですドンッ

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…いきなりマニアックですみません。笑
AA印の悲しみとは、私が一番好きな音楽家、astor piazzollaのライブCDで、彼の最高傑作とも言われながら、長年廃盤になっていたCDですショック!
Astor Piazzollaはアルゼンチンタンゴをルーツにクラシックやジャズ、ロックの要素も取り入れ、誰も真似できない独自の音楽世界を作り上げました。特にこのCDでは彼が共に演奏するバンドの為に書き上げた緻密なアレンジと大胆な即興がミックスされた信じられない音世界が広がっており、興奮と涙と感動無しには聴けないCDです。

私がピアソラを知った頃には既に廃盤になっていたのですが、(当時高校生、大学生 )このCDが新宿のTSUTAYAで借りれるという情報を仕入れ、借りに行ったのは良い思い出です(≧∇≦)

今回は見つけて即購入してしまいましたニコニコ

このCDには、モーツァルトが即興演奏で作曲するのをマジかで見ているような、そんな魅力があります。
是非色んな人に聞いて欲しいものです。





初めてポールチェンバースのアルコを聞いた時…なんて汚い音だ…とと思った。

それでも聞き続けていると、意外に味があるな…、と思い聞くのが苦では無くなった。

ある日コピーを試みて、チェンバースのアルコがあまりにもの超絶技巧であることに気がついた。(ペデルセンの早弾きより技巧が必要かも…)


繰り返し聴く内に、今まで聞き逃していたチェンバースの歌声が聴こえてきた。
かすかに聴こえるハミング。。。艶があって色っぽくて、勢いがあって。。。

気付いたら彼の弓の虜になっていた。




かつての私のように彼の弓ソロを嫌いな人にこそ、オーディオの音量を大きくして彼のハミングに耳を傾けて欲しい。
朗々と歌う、最高の音楽がきっと聴こえてくる。周囲を包み込むグルーブ、唯一無二の歌心。彼の歌を表現するにはアルコの音が必要不可欠だった。そう感じると思う。

ポールチェンバース。弓ソロ。