富士山5合目 針葉樹林帯で巨大キノコを発見。
一足早く秋が訪れるお中道周辺の、苔むした林内では、いろんなキノコが顔を出す。
お中道トレッキングコースを、大沢崩れ方面に歩いていると、林床の苔の上に、茶色をおびた、奇妙な塊が目に映る。好奇心に誘われ、近づいてみると、なんと、天然高級キノコ ホウキダケ。驚いたのはその大きさ。普通のホウキダケは、せいぜい手のひら大。このホウキダケは、大人の頭ほどもある超ビックサイズ。長年山歩きをしてきたが、これはど巨大なホウキダケに出会ったのは初めて。
再度確認をし、採取ると、ずっしりとした重さに、改めてその大きさを実感。[キノコなどの採取には、入林許可券が必要]
持ち帰り、早速、天然ホウキダケのきのこご飯を作り味わってみる。歯切れのよい食感。味は、マイタケとほぼ同じ。
洋風に、じゃがいもをベースにして、ピザ風に、チーズ焼きにし、味わってみた。その他、天ぷら、鍋料理にも利用。
同じ仲間の、このキホウキダケは、有毒きのこ。他にも有毒ホウキダケ類があり、見分けがつきにくく、要注意。
シラビソ、コメツガなどの林内は、鬱蒼として、林床は苔におおわれている。
近年、富士山お中道は、外国観光客の人気観光スポット。