人類最大のエネルギーを浴び、

 

地面からは、太陽熱に反射された芝生の匂いが鼻腔を突く。

 

その刺激に、脳内のアドレナリンが活性化され、

 

目の前のマリンブルーの色彩が、さらに脳内を心地よく刺激する。

 

まわりを見渡すと、

 

休日のファミリーやカップルが、チップスを片手に日向ぼっこしている。

 

幸せの方程式。

 

太陽x綺麗な海x大切な人➕チップス&コーク

 

上記の条件が揃った時、

 

幸せな気分になれるんだ。

 

 

『ウールワース』

 

オーストラリア大手スーパーマーケット。

 

そこで、

 

パンとスナック菓子、水、リンゴにバナナなどの食料を買い込んで。

 

南半球からの北を目指す。

 

まずたどり着いたビーチは、

 

スカボロビーチ。

 

手入れされた美しい芝生の上からは、

 

180度、ツートンカラーのマリンブルーが一望できる。

 

ただ、寝っ転がっているだけなのに、

 

幸せな気分になれるのは、

 

なぜ。

 

 

『Moving my way』

 

レンタカーをゲットした。

 

予約なしの完全飛び込みで。

 

このテンションで旅していると、

 

必然的に、絶妙なタイミングで、必要なものが手に入る。

 

人類が発明した、この四輪の箱は、

 

様々な用途に活用できる。

 

移動手段、寝床、物置など、

 

そこに、

 

今回の旅の思いをを乗せて、

 

おれを、

 

どこまで連れて行ってくれるのかな。

 

 

 

『Life is beautiful』

 

オーストラリアのライフスタイル。

 

自分の人生の豊かさが第一。

 

過労や自殺とは対極の概念。

 

朝は早くから個性的なカフェが店を開け、

 

イングリッシュブレックファーストとコーヒーから始まる。

 

街のスーパーや銀行は夕方早めには閉まってしまい、

 

かきいれどきの週末も当たり前のように各方面のお店はしまっている。

 

土曜の夜は、至るところのパブに行列ができ、

 

男はポロシャツにジーンズ、

 

女性は素敵なワンピースにドレスアップする。

 

出会いの場はもっぱら

 

ココ

 

週末のバー。

 

 

『変わらねぇ』

 

この、フレオの街は10年前と何一つ変わっていなかった。

 

街も、

 

活気も、

 

住人も、

 

観光客も、

 

空の広さも、

 

海の透明度も、

 

個性的なカフェも、

 

常に餌を狙っている海鳥も、

 

時代がものすごいスピードで変化を遂げるこの地球で、

 

ここまでぶれない街も珍しい。

 

 

唯一変わったものがあるとしたら、

 

街の大手ファーストフードチェーン店がなくなっていたこと。

 

生産効率性の波が押し寄せるこんにちで、

 

コーヒー1杯4ドルもする、

 

個性的な小さなカフェが勝るなんて、

 

すごいやないか!