やはりシンガポールの乗り継ぎが
うまくいかなかったようで、
予定よりも2時間遅れで到着


昼間の便なので、本数が
あったよう
たったの2時間で済んでよかった


おかえりポリス


空港出口で私を待つポリスを見つけた
3種間ぶりに見るポリスは、
背が高くて、
髪の毛は、ブラウンからグレーに
ほぼほぼなったけれど
あれ?こんなに素敵だったっけ



が率直な感想だった




いつも遠目ぐらいの
距離がいいのかな





車中で3週間分のニュースをきいた
開口いちばん、
義母は、長男夫婦と付かず離れず
引っ越をしながらも
30年以上隣に住んでいた


義兄夫婦が義母と相談して
ウエールズの家を売ることにした




義兄夫婦はすでに67歳
もう自分たちで大きな家の面倒を見るのが
大変になってきた


義母は、昨年2回お尻を脱臼してから
敷地内30m先の池に散歩に行くのがやっとで、
家事は、義姉が手伝わないと
できなくなっていた


義兄夫婦も、義母の面倒をみるのも
限界に近づいており
自分達がヘルプが必要な状態に
なっていた





なんとなく、遠くない将来
そうなるのかなとは
予想してはいたものの




実際話を聞いて
涙が止まらなくなって





やはり日本人
ナーシングホームと聞くと
人生の最終地点に
行き着いた
ネガティブイメージしかなくて





嫁だったら、
義母の面倒を見るのは
当たり前の文化でも育っているし


色んな感情が
混ぜこぜになった





かと言って
イギリスへ帰って義母の面倒を
見れるかといえば

今と同じ収入が得れる保証もなく
それはできない



日本にいる母のお世話さえ
妹に任せっぱなしなのだから


私には、
勿論、何も言える資格もなければ
どうすることもできない


義母の気持ちを想うと
だめだ
また涙がでる


ナーシングホームに住んだら
いつも欠かしたことのない
犬だって飼えない


亡くなった義父は義母の初恋の人で
初めての彼氏で
最初で最後の夫だった



今から30年以上前に
若年痴呆で亡くなっている


だからいつも犬がいて
最後のワンコは
施設から引き取った老犬で
2年ほどお世話していたが
数週間前に亡くなっていた




愛犬を亡くして
すぐの
家が売れ次第
ナーシングホーム入居





私だけか
こんなに号泣してるのは




ポリス曰く、
家にいても
暇だし
趣味の手芸とパズルと
近所にも出かけられない

だからナーシングホームの方が
安全で
何かあれば医療も受けられて
話し相手もたくさんいるから
よっぽどいいんだよと


私を慰めてくれたけれど


それでも住み慣れた家から離れ
犬も長男夫婦も身近におらず
87歳で新しい環境に行くのって
なんだかとても過酷なイメージしかなくて


気丈な義母ことだから
きっと喧嘩相手だって見つけるだろうし
お話し相手も見つけれるはず





とてつもなく自分の無力さが
情けない
そんな涙かもしれない




ポリスに
もしも引っ越しと入居が決まったら
あなたは必ず
義兄夫婦と義母の手伝いに
また帰ってと



これからは、
一年に一度でなく
半年に一度は
必ず義母に会いに行って
時間を過ごしてと





120歳になっても
元気でいてくれそうなぐらい
気丈で頭が良くて
ユーモアある義母なので


号泣してると
伝えたら
笑われるかも