ずっとMatsukoがドメスティックバイオレンスな環境にい続けた理由はいくつかあった。
1、Timの事がものすごく好きだった
2、ビザ
3、Matsuko が育った環境
4、友達の発言
5、神道の精神
今は全て過去の話で、家族は仲がいい。Matsukoは両親にとても感謝しているし、今も毎日と言うほど連絡を取る。が、
Matsukoは完全にドメスティックバイオレンスの環境で育った。
理不尽に怒鳴る父親
頻繁に母親を叩く父親
それを見て泣く妹弟とMatsuko
当たり前の光景
浮気
暴力
あざがいつもある母
父の機嫌を見ながら過ごす毎日
(現在、歳をとってからは下克上が起こり、喧嘩をすると財産のある母親が父親に出て行けと迫る日々w )
だから、Timが怒鳴ったり、ドアを凄い勢いで怒って閉めたりする事なんて日常は、また機嫌悪いなぐらいの感覚だった。
理不尽な事で怒られても、
ビザの為に、これに耐えるしかないと思っていた。
母親に電話しても、相手をそこまで怒らせないの、と言うのがいつもの結論だった。
いさせてやっているって想いが彼の中にあるから、暴力的になるんじゃないの?この国にいたいなら耐えるしかないよ、(この友達も同じビザコンディションで、喧嘩になるとパートナーから殴られるなど)というドメスティックバイオレンスに耐える似た環境の友人。
耐え忍ぶ精神
相手を許す精神
忍耐
これらの全てに覆い尽くされ、だからあの環境がいつしか当たり前になってしまった。勿論、仲がいい時だってたくさんあった。
同室内にいて大きな音を立てて、相手に怖いと思わせる行為は、この国ではバイオレンスだとはっきり精神科医の先生に言われた。
ドアをバンとしめる音でさえも
怒った鬼の形相も
威嚇するその態度も
相手が怖いと思う時点でバイオレンスで、この国で、バイオレンスは絶対に許されない、と。
日本では、喧嘩両成敗なんて言葉があるように、相手をそこまで怒らせた自分にも責任があると捉えがちだけど、この国ではそんな言葉は誰も知らない。
この国の暴力の定義
Pyhsical abuse
Mental abuse
Financial abuse
Sexual abuse
Emotional abuse
Animal abuse
Children seeing abuse
精神科医の先生には、domestic violence のグループカウンセリング&勉強会に行くのはどう思うかと聞かれた。=行った方がいいよw
今はまだ考えられないかもしれないけど、第2のTimを自ら選ばないように、ね、Matsuko。
もう2度と被害者にならないようにと、勧められた。自分でも参加したいなぁと思った。
Matsukoが受けてるカウンセリングの担当者は、精神科医の資格をお持ちだが、病院ではなく、カウンセリングセンターのような場所。
気軽に行って1時間、カウンセラーと気軽に話をして帰ってくるというような感覚で、月に2-3回ほどいく。
友達だって、家族だってそう辛抱強く自分の話ばかり聞いてられないしね。
なのでここはMatsukoの大切な休息の場。ここにくるとなんでも話せてしまう。普段どこかに抑えれる気持ちを、涙が出ても関係ない、遠慮する事なく吐き出せる。
そんなカウンセラーに話をしながら、正しい知識も受け、法的処置はこまわり君に頼る。
この国の人によって散々酷い目にあったけれども、この国の人によってまた助けられる。
だから人は、自分もいい人間の側でいようと思うのですね。傷ついた心はいつかきっと治ると、信じて治そうと、治そうとする努力はイコール、自分を大切にする事なのですね。治すというのは、相手のせいにして憎んでおしまいということでなく、事実を受け入れ、相手を許し、自分を許すことですよね。
精神科医の先生は言っていた。
ドラックに長年依存する人は、自分を大切にできない人、自分をリスペクトできないから、相手をリスペクトできないのだと。
Timは自分をリスペクトできない人なのね、と初期に言われた時は、意味がわからなかったが、今はよくわかる。そう、リスペクトのかけらもないひとだったなぁ。嫌なことがあると、すべて相手のせいにして、相手を憎んで、自分を被害者にしてお終い。
いい所もあったけれども、嘘で塗り固められた部分が圧倒的だったなぁ。少しずつ気付いていく、納得していく心。これも1つ自分を大切にするためのプロセスなのですね。