少し前のことになるが、学期休みが明けて学校に行くと低学年の男の子(白人)が私のところにやって来て、「先生、休み中に日本に行って来ました。」と言うんだ。

 

で、日本で何をしたか聞くと、「マツダスタジアムに行ってカープの試合を見てきました!」って興奮して答えてくれた。カープは連敗中で、行った試合も負け試合だったみたいだが、鈴木誠也のユニフォームと応援用のバットを買った」と誇らしげに言うから、「今度持って来てよ。」と伝えておいた。

 

 

それから二週間後、日本語の授業で彼のクラスに行くと、背番号1のユニフォームを着用しカンフーバットを構えて私を待っている彼がいた。

 

 

授業の前に、「Show & Tell(ショウ・アンド・テル)」という、自分の自慢の品を紹介するというやつで、持参したユニフォームとカンフーバットをクラスメイト達に紹介していた彼。鈴木誠也に会うのが夢らしい。

 

鈴木選手!オーストラリアにあなたに憧れている少年がいます。会いに来てやってください!