本日は、Gumboot (ガムブート)Third Earth(サード・アース)の二つのバンドでドラマーを務めるJosh Coleman(ジョシュ・コールマンのインタビューをお届けしよう。

 

 

写真1ジョシュ(左)と筆者


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まず最初にドラムを始めたきっかけを教えてくれる?

 

Josh(ジョシュ:以下Jと略す):10才の時に、母が自分の為にドラムを買ったんだ。でも、母はほとんどしてなかったから、僕がそのドラムで練習し始めたんだ。

 

写真2サード・アースのドラマーとして演奏するジョシュ

 

 

今、何才?

 

J: 30才だよ。

 

どんな音楽を聴いて育ったの?

 

J: 地元オーストラリアのバンド、Spiderbait(スパイダー・ベイト)とSilverchair(シルバーチェアー)が好きだったね。あとは、叔父の影響でアメリカのFoo Fighters(フー・ファイターズ)とJane's Addiction(ジェインズ・アディクション)も聴き始めた。

 

他には?

 

J: そうだなあ。バイクに興味を持つようになって、バイクのビデオのバックで流れている音楽とか、あとは、サーフビデオの影響もあるね。

 

バイクと言えば、Gumboot (ガムブート)には、日本のメーカー「スズキ」のGP125を題名にした曲があるよね。

 

J: うん!僕が書いた曲なんだ。中古のGP125を500ドルで買って、修理して再生(リストア)したんだよ。

 

ユーチューブにプロモ―ションビデオがあるよね?

 

J: あれは、2年前に作ったんだ。(こちらをクリック https://www.youtube.com/watch?v=80eYQNIvpjI )

 

影響を受けたドラマーは誰?

 

J: 現フー・ファイターズのDave Grohl(デイヴ・グロール)に影響を受けたよ。【*デイヴ・グロールはNirvana(ニルヴァーナ)ではドラマーだった】

 

じゃあ、ガムブートをいつ結成したか教えてくれる?

 

J: 2010年に僕とキーボードのJames Fleming(ジェイムス・フレミング)の二人で始めた。ジェイムスとは同じ中学高校だったんだ。【*彼らは、メルボルンから車で3時間近くかかる田舎町で育った】

 

さっき出てきたビデオではジェイムスがギターを弾いてるけど、結成当時はジェイムスはギタリストだったの?

 

【ここでジェイムスが割り込んでくる】
ジェイムス:いやいや、僕は弾いてる真似をしているだけだよ(笑)。実際に弾いたのはジョシュ。

 

え~!本当に?!?
じゃあ、ベーシストとしてDave Mudie(デイヴ・ムーディー)が加入したのはいつ?

 

J: 2013年。

 

ガムブートとしての初めてのライヴはいつだった?

 

J: 2015年の2月。The Workers Club(ザ・ワーカーズ・クラブ)という会場だった。

 

今年のEP発売記念ライヴは、通算何回目だったの?(その記事はこちらをクリック http://ameblo.jp/ausrock/entry-12149290107.html

 

J: 4回目だった。

 

あなたは、メルボルン近郊に住んでいるジェイムスと違って、今でも生まれ育った町に住んでいるわけだけど、メルボルンにはどのぐらいの頻度で来るの?

 

J: ご存知のように、ガムブートとサード・アースの二つのバンドでドラムを叩いているから、3週間に一回ぐらいはこちらに来るよ。

 

僕はどちらのバンドも好きだよ!

 

J: いつもライヴに来てくれてありがとう。気にいってくれて光栄だよ!

 

ガムブートの今後の予定は?

 

J: 来年、4曲入りのEPを発表する予定だ。前回の「Cut Off Jeans(カット・オフ・ジーンズ)」と違って、もっと60年代風な仕上がりになっている。

 

どういったところが「60年代風」なの?

 

J: そうだなあ、曲構成かな。それに、ギターを減らしてピアノが多めになっている。

そういえば、ライヴで何回か演奏した「Double Denim(ダブル・デニム)」って新曲は、You Am I(ユー・アム・アイ)」Davey Lane(デイヴィー・レイン)に言わせると「The Kinks(ザ・キンクス)っぽい」んだよね。次に発表する4曲の中で、一番ゆったりした曲で【この曲のライヴ映像はこちらをクリック https://www.youtube.com/watch?v=l3VCSXTkcLc】、デイヴのお気に入りの曲だ。残りの3曲は、これまでの作品のようにアップテンポだよ。

 

 

曲作りは誰がするの?

 

J: (「自慢するわけじゃないけど」と謙遜しながら)
基本的に全曲僕が書いている。田舎に住んでいるから、暇で時間が有り余っているからね。曲作りはギターでするんだ。形が出来たら、自宅でギターとドラムで録音する。そして、それをジェイムスとデイヴに聴かせてみて、二人のアイデアも取り入れたりしながら作品にしていく。

 

じゃ、最後に、僕の好きなザ・キンクスについて聞かせてくれる?

 

J: ザ・キンクスは好きだよ。Shangri-La(シャングリラ)という曲が一番のお気に入り!

 

なかなかシブい選曲だね。その曲は初期のビートバンドから脱却した時期のアルバム「Arthur OrThe Fall And Decline Of The British Empire (アーサー、もしくは大英帝国の衰退ならびに滅亡)」の中の名曲だね。アルバムを買ったの?

 

J: いや、いわゆるアルバムは聴いたことがないんだ。デジタルで買ったベスト盤に入っていた。「The Ultimate Collection(ジ・アルティメット・コレクション)」という2枚組のベスト盤。それまでは、お決まりのビートバンド時代の曲しか聴いたことがなかったけど、この「シャングリラ」を聴いて「すごい!」と思って、もっと彼等の作品を聴いてみなくちゃ、という気になった。

 

そのベスト盤には、70年代80年代の曲も入っているから、それらも是非聴いてほしいね。オーストラリアでは、キンクスは1970年のヒット曲「Lola(ローラ)」以降は語られることがないけど、70年代80年代そして90年代にも名曲がたくさんあるからね。

 

J: うん、そうしてみるよ!

 

じゃ、今日はどうもありがとう。


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こうやってインタビューを活字にしてみると、サード・アースでのことをほとんど訊ねてないのが分かるが、それは、サード・アースではジョシュではなくてギター兼ボーカルのJamie Famularo(ジェイミー・ファルラーロ)が作詞作曲をしているから。また、いずれジェイミーにもインタビューするので、お楽しみに!

 

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