若いイキのいいオーストラリアのロックバンドを発見したので紹介するよ。

四人組で、その名はThe Gnomes(ザ・ノームズ)。「G]は発音しないようだ。

メンバーは、

ヴォーカル兼ギター Jay(ジェイ)
ベース Olly(オリー)
ギター Ned(ネッド)
ドラム Ethan(イーサン)

左から:オリー、ジェイ、ネッド、イーサン


豪州メルボルンの南に位置するFrankston(フランクストン)という町出身の若者達。正確な年令は分からないが、20代前半だと思う。

私が最初にこのザ・ノームズを見たのは、今年3月。日本からThe 5.6.7.8's(ザ・ファイヴスィックスセヴンエイツ)がやって来て、ちょうど豪州ツアーだった日本のバンドGuitar Wolf(ギターウルフ)とライヴをした時のことだった。

そのライヴで最初に前座として出演していたのが、このザ・ノームズ。当時はTheがなく、ただのGnome(ノーム)だった。

若い四人組がステージで準備し始めたんだけど、どんなバンドなのか全然知らなかった。でもまあ、ザ・5.6.7.8'sの前座をするのだから、いわゆるガレージっぽいロックバンドなんだろうな、とは思っていた。

まず、本番の白いシャツにネクタイをしてステージに上がってきたメンバーを見た感想は、「The Pretty Things(ザ・プリティー・シングズ)みたいだな」。なぜなら、Phil May(フィル・メイ)が白いシャツに黒の棒ネクタイのことが多かったからそんな印象を持った。

 


彼らが演奏を始めて私はすぐに気に入った。ギターをフィーチャーした、疾走感のある「これぞロックンロール」って感じ。例えるなら、初期のThe Kinks(ザ・キンクス)やThe Easybeats(ジ・イーズィービーツ)、そして前述のザ・プリティー・シングズを彷彿とさせるサウンド。カッコよかったね!

 

 

彼らの演奏が終わって、The Vibrajets(ザ・ヴァイブラジェッツ)のベーシストのFlash Gordo(フラッシュ・ゴード)が私に、「XX(私の名前)はこのバンドが気に入っただろ?お前の好みにピッタリだもんな。」と話しかけてきた。
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そして、先週の金曜日。ノーム改め、「ザ・ノームズ」がトリのライヴが行われた。会場はアメリカのTodd Rundgren(トッド・ラングレン)や The Lemon Twigs(ザ・レモン・ツイッグス )、そして日本のThe Let's Go's(ザ・レッツゴーズ)などもメルボルン公演をした場所。

今回は、ザ・ノームズに改名後のメルボルンお披露目会のかんじで、ポスターには「Introducing... THE GNOMES」と宣伝文句があった。

 


会場に入ると、Even(イーヴン)やAshley Naylor(アシュリー・ネイラー)のライヴでよく見かける私ぐらいの年令の女性が最前列にいた。その人に挨拶をしてすぐ後ろに陣取る私。

いずれも若い3つのバンドが前座を務め、ザ・ノームズの出番になる。

若いバンドとあって、観客の年齢層も若い。地元フランクストンの友人などがたくさん駆けつけているのだろう。ヴォーカルのジェイ「今夜はメルボルンでフランクストン流のロックでキメるぜ!」と叫ぶと、その若者達が盛り上がる。それに加えて、私みたいに他のバンドの前座ででてきた彼らを気に入ってやって来た、ロック世代の中年の男女。観客はこんな構成だった。

 

ジェイは、髪型のせいかもしれないが、ジ・イーズィービーツのStevie Wright(スティーヴィー・ライト)に雰囲気が似ている。

 

 

ライヴの様子は、観客にはビデオカメラを構えて撮影している者や、今まで何回も見たことがあるのか歌詞を覚えてノリノリな者、そしてヘビメタやパンクのライヴみたいにダイブする者などで大盛り上がり。たくさんの若い連中がロックのライヴに駆けつけて盛り上がっているというのが新鮮だった。

 

百聞は一見に如かず。ライヴ動画を視聴するにはこちらをクリック

 

私の近くにいたイーヴンファンの女性はザ・ノームズをとても気に入ったようで、終演後にグッズ売り場に直行し、Tシャツとバッジを購入してその場で身に着けていた。

 

私はヴォーカルのジェイに話しかけてみた。これまでインスタグラムだけでフェイスブックのページがなかったから、「フェイスブックに公式ページ作らないの?」と聞いてみると、「ちょうど始めようとしているところなんだ。友達申請してくれたら後でリンクを送るよ!」と言ってくれて、その場でフェイスブックで繋がった。

 

そして、前回のライヴで一緒に写真を撮れなかったドラマーのイーサンも快くツーショット撮影に応じてくれた。二人とも丁寧に応対してくれてますますファンになったよ。


11月4日にバンド名を冠した待望のデビューアルバム「The Gnomes(ザ・ノームズ)」が発売される。

発売日が楽しくて仕方がない。

 

初期のザ・キンクスやザ・プリティー・シングズが好きな人は絶対気に入ると思うので、ぜひこのザ・ノームズをチェックしてみてほしい!

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数日後にジェイが教えてくれた公式フェイスブックこちら

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