いつも読んでくださってありがとうございます
前回は夜がやってこない『白夜』の暮らしについて。
そして太陽の存在と私たちの暮らし。
地球って不思議ですよね〜。この体験をしてから自然の中で過ごす価値観や時間が大きく変化したと思います
今回は太陽の昇らない生活
『極夜』の暮らしについてお話ししていきます
この話は始めたら色々な感情が湧き上がってくるので
うるうるする瞬間がたくさんあります
まず、人生においてこのような経験をするっていいかもと軽く思っていました。
でもその経験が私の人生においてこんなにも衝撃を与える瞬間になるとはは正直思ってもいませんでした。
まさに
『人生が変わった瞬間』
だったかもしれません。
私たちのの毎日は
太陽がある生活が当たり前であること。
四季があること。
(わたしは南国育ちなので雪があることも嬉しかったです)
太陽がない日常を2ヶ月過ごすということはどうなるのか....?
もちろん、オーロラのガイドをしているということは夜の仕事なので基本的には朝方からお昼くらいまでは寝ています。
そして夜が長いということは
それだけオーロラのチャンスもあるということ。
実際、お昼過ぎからランチを食べながらコーヒー片手にもう空にはオーロラが現れているということもありました
これは幸せな瞬間ですね
しかし、太陽が上がらないということは暗い時間が多い。
ただ、常に真っ暗な夜かというとそうではなくて
太陽が地平線に近づく瞬間は空が明るくなる。
『Twilight』とか『Blue Moment』とも呼ばれています。
そんな空を見れた日には気持ちが明るくなります。
この【気持ち】のコントロールがとにかく難しかった。
こんなにも人間は天気や自然に左右されて感情や身体が反応するのか
ということを知りました。
太陽が上がらないと気持ちが上がらないのです。
そして太陽の光を浴びないでいると体がどんどんだるくなってくる。
人間の体がビタミンDを作れない.....
そのため、スーパーやドラッグストアでもサプリメントが売っている。
タラの肝油で、ビタミンDのほかAやE、さらにEPAやDHAという心臓や血管の疾患を防ぐ働きをする"オメガ3"も豊富な健康食品
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サプリメントの力も借りながら、極夜の時期を乗り越えます。
この極夜の時期に冬のうつ病になりやすかったり。
トロムソのでの生活、きっと一人では耐えれなかったと思います。
オーロラガイドをしながらお客様に毎日あったり、
同僚たちと仕事前にご飯を食べたり、
早起きしてクロスカントリーやスノーシュー、
フィヨルドを見にドライブに行ったり、
釣りをしたり。
できる限り外に出て活動するようにしていました。
お天気がいい夜はほとんどオーロラを探しに外に出ていました。
あっという間に過ぎた極夜の2か月。
でも、長かった。
太陽がトロムソの街に戻ってくる1月21日。
現地の人々は本当に嬉しそう。そして太陽の歌🌞を歌っている。
人々は太陽を1秒でも早く見るために山に登ったり、丘に登ったり、
橋の一番高いところで太陽を待ちます。
私はビーチでDJが奏でる音楽と共に太陽を待ちました。
2ヶ月ぶりの太陽🌞
外の風は真冬で潮風と共に寒いのに
太陽が頬を照らした瞬間、
涙が溢れてくる。楽しかった極夜の2ヶ月、でも太陽があることでこんなに安心するのはどうしてだろう。
嬉しさと安堵感となんとも言えない喜びが
太陽の光と共にわたしを包み込んでくれたのでした。
この気持ちは思い出すだけで
今、地球に住んでいることや自然を大切にすることの意味を教えてくれている気がします。
毎年やってくるこの期間、
慣れる日が来るのだろうか…
今日も太陽があることが幸せで嬉しい。
朝日を見るだけで心の底から感謝の気持ちが溢れてくる瞬間です。
太陽がある日常。極夜を通して感じた新しい気持ち。
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