下記記事を読んで改めて関心しました。
確かに日本のニュースとCNNやBBCのニュースを比較すると。。。
戦争のこととかあまり取り上げられていません。
でも上記に挙げたところのニュースを見ると、確かにシリアの内線とか結構取り上げられているんです。
私自身も最近は日本の報道はあまりみていないのですが、CNNとかも毎日ちゃんとTVやWEBで見ようと思いました。

あと、このジャーナリスト、過去にイラク国内で誘拐されたそうですが
無事に帰ってきたのはすごいことだと思います。
税金払ってでも帰ってきたとかネガティブな批判は何だかなと思うんですが。
見えない第三者の悪い批判こそ無責任だなと思うのですが。
そうしたら誘拐されて殺された方がよかったと言いたいのかと思います。
それよりやはり生きて帰って来た方がよいと私は思いますが。

私はマスコミの取材によっては、嫌だと思ったり、いいところに目を向けていると思ったりです。

安田純平の戦場サバイバル~政府軍によってジャーナリストが殺害される国、シリア


●安田純平の戦場サバイバル~政府軍によってジャーナリストが殺害される国、シリア

シリア北部の都..........
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●安田純平の戦場サバイバル~政府軍によってジャーナリストが殺害される国、シリア

シリア北部の都市アレッポで、日本人女性ジャーナリスト・山本美香さんが銃撃戦に巻き込まれ死亡した。

死亡の報が日本にもたらされた8月20日早朝から、テレビ・新聞などでは一斉に山本さんのこれまでの取材活動が紹介され、多くの記者仲間もTwitterやブログで追悼のコメントを寄せた。

死亡した当時の状況はまだはっきりとしていないが、トルコとシリアの国境の街キリスから日帰りの予定でシリア・アレッポに入国。政府側か反体制側のどちらが掌握しているのか分からない場所に入り、アレッポの路上で山本さんの数メートル前にいた同行記者の佐藤和孝さんがカメラを構えたところ、「迷彩服の一団」が彼らに向かって銃撃を開始したという。佐藤さんは無事だった(22日共同通信)。

「山本さんの死によって、シリアが現在も激しい内戦状態に置かれていることがもっと日本で報じられるきっかけになるならば、その死にも意味があるのかなと思います」

と語るのは、ジャーナリストの安田純平さんだ。

安田さんは6月23日から7月30日までシリア市内を取材した。
現在、シリア政府は外国人記者が自由に国内を取材することを許していない。
内戦状態が激化してから、シリア国内に自力で入れた日本人記者は5人ほどしかいない。
安田さんの取材は、シリアの隣国レバノンで、シリアへの入国ルートを探るところから始まった。

「シリアから避難した医師らがレバノン国内の病院で働いており、シリア政府軍からの攻撃を受けて負傷した反政府側の市民をケアしています。その病院に通って情報を集め、入国ルートを探りました」(安田さん)

こうしてシリア国内の激戦地を長期取材に成功した安田さんだが、山本さんの死がなければメディアでシリアが扱われることはほとんどなかっただろう。

「元々日本は、国内ネタばかり取り上げる傾向があるため、外国の紛争地に関しての情報が手薄になっています」

山本さんの殉職の報じられ方も、安田さんは違和感があるという。

「確かに、山本さんがすばらしい方だった、というところを取り上げて報じるのは身近に感じてもらうという点で意味があることだと思うんです。これまで数多くの戦地に立って報道を続けてきた山本さんの取材姿勢には僕も敬意を持っています。けれど、今のところ日本の報道は山本さんの親族や友人らに取材するか、映像を分析する程度という印象が強いです。こうした事件が起きた場所なので現地に入るのには慎重にならざるを得ないでしょうが、自由シリア軍側には比較的容易に接触できますし、現場の状況をもっと詳しく聞くことはできると思います。山本さんらがそれを事前にどの程度認識していたのか、どのような判断で現場入りを決めたのか、現場ではどのような対策をとっていたのか、といった点を検証していってほしいところです。そうすることで今回の事件や、その背景となるシリアの現状についてもっと正確に報道することができるだろうし、シリアという国のいまを知る上で有益だと思う。今後、記者が現場に入る技術としても蓄積になるはずです」

安田さんは、2004年のイラク戦争取材時にイラク国内で誘拐されるというアクシデントに見舞われたときのことを思い出したという。

「僕は生きて帰ってきたから、日本の税金使って助けられるなんてけしからんとか、自己責任だとさんざんたたかれた訳ですが(笑)、その時も僕の親族や元の職場の同僚に、安田はどんなやつなのか、という取材がかなりきたそうです。一緒に拘束された人は親兄弟が叩かれたり、理不尽な目に遭ったりした人もいました。記者本人が取材される側に立ったときに、どういう報じられ方をされるか、そのときによくわかりましたが、いまもあまり本質的なところには目が向いていないんじゃないかという気がします」

安田純平さんの今回のシリア取材の成果や紛争地取材にまつわる話を、ガジェット通信で連載記事として配信することになった。

「シリアをあまり知らない人にも興味を持ってもらえるように、やわらかな内容にしていきたいと思ってます」