しんどい恋愛とはさようなら!
期待と執着が恋愛をダメにする!
どんなに準備を完璧にしていたとしても、予想外のことというのは起こるもの。
それが良いことなのか悪いことなのかは別にして不可抗力(人の力ではどうにもならないこと)の事故というものはありますよね。
人間関係や恋愛でも同じことですよね。
今日のテーマは「相手に期待をしないこと。」
それは、その人をまずあるがままに認めるということ。
良い悪いや好き嫌いは一切関係なく、まずその人のパーソナリティをあるがままに受け容れる。
期待というのは、支配と表裏一体。
自分の価値観のみを基準に相手を評価し、その評価基準に沿って相手を動かしたいという心の欲求の表れです。
こんなに好きな気持ちを伝えているのに、それがまるで返ってこない。
だから不安になるし相手への不審感になる。
そしてそう考えてしまう自分にストレスを感じる。
それは返ってくることを期待しているから。
そして自分の基準に従えば返して当然だと、相手を支配しようとする心の動き。
だから期待が執着になり、さらに不安と不審感まで増大され、いずれ爆発してさようなら。
返ってくるかどうかなんてどうでもいいんです。
自分が好きな気持ちを持っていて、それを伝えたくて伝えてるだけなんだから。
それ以上はあなたの力の及ばないこと。
相手が自分で考えて決めればいいだけですよ。
そこに期待や執着してもしょうがない。
それに、それが相手が望んでいるかどうかって問題もありますしね。
単に好きと言ってりゃ喜ばれるか、それを返したいと思うかってことも考えたほうがいいでしょう。
そして、過ぎた過去にも執着しないことですよ。
だって、過去のことはもう戻ってこないんだもん。
過去が変わることに執着することほど、バカバカしいってこともないでしょう。
過去は手放し、今と未来に目を向けることです。
だから、今と未来に必要な愛とかお金とかが引き寄せられるのだから。
①から③は恋愛においての「愛」と「執着」について考えてみました。
①相手を思い通りにしたい
愛は、相手がしたいようにさせてあげるのに対して、執着は、相手を自分の思い通りにしたいと考えます。
相手の考えや意思、行動などを自分の思い通りにしてほしいと一方的な感情をぶつけます。
ひどくなると、相手の性格すら自分の思い通りになれば良いのにと考え、相手をコントロールしようとします。
全て自分の思った通りにしたいというこだわりの気持ちが行き過ぎると、執着になります。
相手を無条件に受け入れる愛とは対極にあるものですよね。
②離れていると不安
愛は、離れていても心が繋がっている安心感があるのに対して、執着は、離れていると不安があります。
離れている時間に、相手が何をしているのか分からない事に猛烈に不安を感じるのです。
これは、相手が自分を裏切るのではないか・自分が思っている理想像の相手に相応しくない行動をするのではないかという気持ちからです。
自分の思った通りの相手でいて欲しいという、相手の意思を無視したコントロール欲求が根底にあります。
執着には、自分の思った通りの相手であったなら愛するけれど、そうでないのなら攻撃するという特徴もあります。
③見返しを求める
愛は、無条件であり、相手の幸せを願うのに対して、執着は、条件付きで見返りを求めます。
愛してあげる代わりに〇〇してください。
というようなスタンスです。
自分の願っているものを手に入れるために自分の愛や労力を差し出すという心理です。
話は戻り、勘違いしないでほしいのですが「期待をしない!」←それはある意味では、お互いを心から信じて尊重しているということ。
例えば、あなたと彼氏は言ってしまえば「他人」です。
育った環境も、つるんできた友達も、これまでの仕事内容も全く違うはずです。
それぞれに経験してきたことは異なるので、お互いに譲れない意見や考えがあるのは当たり前ですね。
そして恋人同士の喧嘩の発端はとても些細な事ですしね。
全ての人があなたと同じ考えを持っているわけではないし、相手の考えにもちゃんと理由があるわけですから。
自分の考えに固執しないで「こういう考え方もるのか」と視野を広げることも大切かな。
相手の考えを理解しようとする姿勢は、相手を尊重する考え方の第一歩ですしね。
だから期待し合わないフラットな関係であればあるほど愛や人間関係深まるとも言えるいえるのではないでしょうか。
セラピスト 高野美香