前回はリンパは免疫にも深いかかわりがあるというお話しでした。
今回はリンパ系による「浮腫み」(むくみ)についてです。
リンパといえば連想するのは「むくみ」という方も多いかもしれません。
そもそもむくみとは何か。

ざっくりと、皮膚の下にある、皮下組織に余分な水が溜まっている状態のことです。
イメージとして、細胞内に水分が豊富なことを「みずみずしい」、細胞外に水分が溜まっていることが「むくみ」です。
体内の循環や排泄機能の低下によっておきます。(詳しい原因は次回)


健康な人のむくみの原因は、「塩分過剰」「カリウムの不足」が主です。
解消方法は、わかっていてもなかなか実践してない、「5ADAY」を実行することです。
「5ADAY」とは1日に野菜を5サービング(70g×5皿)と果物200gを摂ることを指します。

・果物は太る、果物をなかなか摂れない、などあると思いますが、ここでは詳しく触れませんが、「朝食に旬の果物を200g」がベストです。柑橘系の酸っぱいものと、甘い果物の最低2種が理想です。

・野菜は昼食と夕食に分けて摂ります。サラダなどを食べる際のドレッシングのかけすぎにも注意です。
オメガ3が多い亜麻仁油・えごま油をかけ、胡椒やスパイス類、ナッツでの味付けで余分は塩分は控えられ、抗酸化作用がプラスされます。
塩味が足りなければ、干しエビなどをフープロで砕いて使っても◎。
ただの塩ではなく、カルシウムも一緒に摂取できます。


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前回から始まりました、リンパ系のお話し。

今回はリンパ系の機能についてです。
おそらく皆さんがリンパに対して持っているイメージよりも、重要な役割を担っています。


①組織液の除去
細胞の死骸や血液のかけら(血栓)、老廃物(二酸化炭素・リン酸・乳酸・アンモニアなど)を伴った、余剰な組織液をリンパ管に回収して、リンパ液にのせて運搬をします。


②脂質の運搬
リンパ管は消化管の表面に沿って分布もしています。小腸で吸収された脂質を、リンパ液にのせて、静脈まで運搬します。
脂質を多く含むリンパ液を「乳糜液(にゅうびえき)」を呼びます。


③免疫細胞をつくる
胸腺(胸の骨の裏側にある組織)でリンパ球・単球・抗体などの免疫細胞を産生しています。
リンパ球は白血球の一種で、免疫反応に直接的に働きます。
胸腺・骨髄・リンパ節・扁桃などのリンパ組織に豊富に分布していて、白血球全体の3割強を占めます。


次々と排出される老廃物の回収や、免疫細胞の産生など、非常に重要な役割を果たしているリンパ系。

滞ることによってむくみが生じたり、上記の役割が果たされにくくなってくるわけですが、対処法は運動、食事、とリーメントなどさまざまですので、今後ご紹介していきます。

次回はむくみについてです。





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【美肌】と並行しまして、【リンパ系】について投稿を開始したいと思います。


「リンパ」というフレーズは聞いたことがあると思います。
一体それが何で、どんな作用があるのかについてお話ししていきます。


まずはリンパ系とは、「リンパ液」を運搬するネットワークであり、白血球をつくるなどの免疫にかかわる器官です。
リンパが滞るとむくみやすくなるなどのイメージがあると思いますが、リンパは実は「免疫」にとても大きなや役割を果たしているのです。


◆リンパ液
細胞間を流れる「細胞間液」とリンパ管内の「リンパ液」に分類され、濃度の差がありますが、基本的には同じものです。


◆リンパ管
リンパ液が通る管で、全身の末梢組織に網の目状に広がります。
毛細リンパ管 → 小リンパ管 → 集合リンパ管 → リンパ節を経て静脈へ戻ります。
また、消化管の表面に沿って分布もしています。
リンパ管が組織液を回収する際に、栄養素や細菌、老廃物が同時に入ってきて、リンパ節でろ過されます。
リンパ管にかかる圧力は低く、循環が穏やかなため、逆流を防ぐ半月弁が存在します。
そして基本的には動脈と並走し、動脈の力も借りながら流れています。

→圧力が弱いので、滞りやすいといえます。


◆リンパ節
聞いたことがあるフレーズと思います。
リンパ系の関所で、直径が2~3mm、全身に約800か所あり、体の大きさによって数は変わります。
リンパ節には白血球の一種であるリンパ球や、細胞の死骸などを片付けるマクロファージなどが存在し、細菌やがん細胞、異物をろ過します。リンパ節が炎症し腫れるのはこのためです。
五大リンパ節:腋窩リンパ・鎖骨下リンパ・鼠径リンパ・頚リンパ・膝窩リンパ
老廃物の出口として大切なのが腋窩リンパ、リンパ液を貯める量が多いのは、鼠径リンパ、膝窩リンパです。

→リンパ節の流れをよくすることが重要です。


そして全身のリンパ液が最終的に集合するのが「胸管」です。全長35~40cmの管で、1日に約2~3リットルが流れます。


このほか、「骨髄」「胸腺」など、白血球(リンパ球)をつくりだし、病原体に反応できるようにするまでの器官。また、脳にもリンパが存在することが2015年に明らかにされました。(一次リンパ器官組織)

「脾臓」「扁桃」「虫垂」「粘膜関連リンパ組織」などはリンパ球による免疫応答を行う場所です。(二次リンパ器官組織)


ちょっとわかりにくい言葉ばかりだと思いますが、
ポイントは、施術やセルフケアなどは「リンパ節」のケアが重要ということです。

例えば、とてもとても汚い浴室を掃除するとしましょう。
壁や天井よりも、まずは最初に排水溝のつまりを掃除して、全体をきれいにし、最後にまた排水溝を掃除する。がよい流れですよね。
リンパについても同じです。出口となる「腋窩リンパ」をはじめ、リンパ節が滞っていないことが大切です。


auraでは、ストレッチや筋筋膜のリリースをメインで施術していますが、女性に多い「むくみ」をより解消するための、リンパマッサージ付のコースを新しくメニューに追加する予定です。また決まりましたらお知らせいたします!


次回はむくみについてです。



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