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おはなしてっちゃん!

〈おはなしてっちゃん〉は仙台在住の人形遣い、伊藤哲(イトウサトシ)の一人舞台である! 伊藤哲は舞台の人だが、実は自死遺族でもある! よろこびとかなしみといかりをむねに、太陽ピカリと頭に受けて、伊藤哲──てっちゃんは今日もゆく!

先の記事にコメントをいただき、本当にありがとうございます。

本日、戦友の本葬・告別式が仙台市内にて執り行われ、100ヵ日法要まで無事に終了いたしました。









いい式でした。

戦友の人柄が惜しまれる、悲しみの中にもやさしさを感じさせる会場の空気でした。

最期を迎えた後も、誰からも悪口を言われない戦友。

むしろ、絵やピアノが好きだったり、つい最近まで高校夜間部に通って外国語など勉強していたり、車で女王の次男(中2)を連れて楽天対ロッテ戦に行ってきたり……やさしくて大人の男だった戦友。










なんという。

みんなの心が、戦友の死を惜しんで惜しんで仕方がなかった。













会食を終え、女王の長男・次男と四人で遺影とお骨に合掌し、ぼくは挨拶しました。









「また──のちほど!」












生きている限り、誰にでも死は訪れます。

ぼくらは刻一刻、此岸から彼岸へ歩を運んでおります。

惜しまれる別れを経験したからといって、それは此岸でのこと。








戦友の許へ、ぼくもまた一歩一歩、近づいている。








岸を渡ったら、ぼくは、ぼくらは、また会える。








お別れだけど、オワカレじゃない。












戦友の冥福と再会を祈り誓い、ぼくらは会場を後にしたのでした。












ありがとう。







また──のちほど!















(以上、Android携帯からの投稿でした)
我らが戦友が死んだ、と女王から電話があったのは、火曜日のことでした。

前日に女王から、今日は戦友が戻って来る予定なのに連絡がない、という話は聞いておりました。

不謹慎ながら、ぼくは、まさか……と思ってしまったのですが。



まさか、その予感が当たってしまうとは。





十年ほど前のこと。

当時おつきあいしていた彼女さんが自死してしまいまして。

その時にも、"お知らせ"のような何かがありました。

頭の上から伸びている目に見えない、糸というか線というようなものが、ある瞬間、ふつ、と切れたのを、仙台駅前をスクーターで走っていたとき、感じまして。





まさか。

まさか……と、呆然となった記憶が蘇って参ります。







後から聞いたのですが。

彼女さんはぼくとおつきあいする前に、戦友からプロポーズされていた、と。



女王と戦友と三人で鍋をつつきながら、亡き女性を偲び黙りこんだものでした。













戦友は、とてもやさしい人でした。

やさしい、というか、やさし過ぎる、というか、人がよすぎる、というか。

いつも静かに微笑んでおりました。

ぼく同様──いや、ぼく以上にうすい髪の毛のことをからかわれ笑われても、ただただ静かに微笑んで

「仕方ねえっちゃ」

とボソッと口にするだけの。

何かあれば三人でグラスを傾け、語り合ったものでした。

もっとも戦友はお酒が飲めないのでしたが、とことんぼくらにつきあってくれました。

女王の家で朝の3時まで飲んで、5時に仕事があるからと車で職場へ向かって行き。

いつも忙しく働いておりました。








火曜日に自宅で発見されたとき、用事のため向かう名古屋行きの新幹線のチケットを持っていたそうで。











今、戦友は何を思っていることだろう。

どうして自分が死んだのかわからないで、突然自分が死んで、まず本人が呆然としたのだろうか。












今日、これから戦友のお葬式へ行ってきます。

聞くところによると、ご家族以外に参列される方がいるかどうか……と。











おわりは、はじまりです。



戦友の"はじまり"のセレモニーに、僭越ながらうかがわせていただきます。













故人にはせめて、あちらでも静かに微笑んでいていただきたいと。

楽しく過ごしていただけたなら、と願い祈ります。









彼女さんに、よろしく。













悲しんで悲しんで悲しんで。

充分悲しんだらぼくは。

文化の日に仙台市歴史民俗資料館で行われる"公演"へと参ります。











今はただ、静かに。











また、会いましょうね。

それまで。












「また──のちほど」。










(以上、Android携帯からの投稿です。)
ご無沙汰しておりましたっ(^-^;久々の更新です。





仙台を中心にご活躍されている俳優さん・朗読家のみなさん、各分野でご活躍の舞台人のみなさんと、力を束ね持てるものを出し尽くして創りあげた舞台

『光に向かって咲けー斎藤百合の生涯ー』



無事、終演いたしました。

去る26日(金)・27日(土)に上演し、2日間で400名近くという、スタッフの予想以上の皆さまにご来場、ご観劇いただきました!

本当に、本当にありがとうございました!!!







今回集まった出演者の皆さまとは、年齢層が広く、稽古場には演出家さんのお子さまもいらっしゃり、アットホームな雰囲気で時間をともに過ごすことができました。

人形遣いは、ぼく一人。

プロデューサーさん・演出家さんとも人形劇を手がける立場からお話させていただきつつ。

セリフの解釈やら人の心の機微やらをつかんでお芝居することをおろそかにしていた自分を見て内心がく然としつつ。

若き俳優さん・女優さんからも、朗読や音訳(目が不自由な方々に、活字本を読んで、内容や情報を伝えること)を専門に手がけられる、仕事・人生ともに先輩と仰ぐ皆さんからも、音楽をはじめとする各分野のクリエーターさん・プロフェッショナルの皆さんからも、ものすごくものすごく刺激的で学ぶことが多く。

心身の痛みをこらえつつ、それ以上に稽古場に通うのが本当に本当に楽しくて楽しくて。




誰に向かって感謝申し上げればよいのかわからないほどの想いでいっぱいです。




今回のプロジェクトではいくつか自分の中にミッションがたち現れ、すべてをクリアすることができなかったものの、ミッションに臨むことで、ちょっとだけでも胸を張って生きて行けるようになったかな──なあんて(^-^;





参加できて本当に良かった。

ぼくの、偽らざる今の心境です。








プロデューサーの竹井真理子さん、演出家の芦口十三さん、この舞台にご一緒させていただいた皆さん、万障著しい中ご来場・ご観劇・ご協力いただいた皆さまに、心から厚く、厚く御礼申し上げる次第です。












おわりは、はじまりです。

舞台は終演しましたが、そこからはじまったものごとが、もうすでにあります。

この舞台を着陸させるための作業。

新たな作品。

表現する者、それ以前に一人の"ひと"としてどう生きて行けばよいのか、さらなる模索と行い。









無限に、「光に向かって」咲く道のりは続きます。








今後とも、励まし、お叱りのほど、よろしく、よろしくお願いいたします。












多謝。





以上、Android携帯からの投稿です。