腐る食べ物と腐らない食べ物
少し考えてみてください。
りんごは腐ります。
野菜も腐ります。
魚も肉も腐ります。
発酵食品も時間が経てば変化します。
つまり生きている食品です。
一方で、
何か月も
何年も
ほとんど見た目が変わらない食品があります。
もちろん保存技術の進歩は素晴らしいものです。
添加物にも大切な役割があります。
しかし、
「腐らない=安全」
「腐る=危険」
という単純な話ではありません。
自然な食品は変化します。
だからこそ私たちは五感を使い、
状態を見極める知恵を持ってきました。
安全と不安は違う
今の時代は情報があふれています。
危険性を伝える情報は注目を集めやすいため、どうしても強い言葉になりがちです。
しかし本当に必要なのは、
過度に怖がることではなく、
正しく知ること。
発酵食品を盲信する必要もありません。
反対に、何でも危険だと決めつける必要もありません。
日本人が長い歴史の中で育んできた発酵文化には、多くの知恵があります。
その知恵を学びながら、現代の衛生管理も取り入れていく。
それが発酵と上手に付き合う方法ではないでしょうか。
発酵は危険なものではありません。
かといって万能でもありません。
大切なのは極端にならないことです。
「怖いからやめる」
でもなく、
「絶対安全だから大丈夫」
でもなく、
正しい知識を持って発酵を楽しむこと。
日本人が受け継いできた発酵文化を、必要以上の不安で遠ざけてしまうのはもったいないと私は思います。
腐るものは、生きています。
変化するものは、自然です。
その自然の力を上手に活かしてきたのが、日本の発酵文化なのです。
