前回の続き
お見合いも和やかに終了し、六角さんにお礼を伝えてラウンジを出ました。
駅まで歩くと少し時間がかかるので、一緒に歩きましょうと、六角さんと並んで向かいました。
隣の六角さんを見上げると、背が高くて肩幅があるせいか、威圧感があるね![]()
駅でお別れかと思ったら、仕事の現場まで同じ方向らしく、途中まで一緒に電車で帰りました·····しかも切符代も払ってくれて![]()
さすがに、電車で一緒に帰るのはまずい気がします。私が1本見送ればよかった。もしくは埼京線で帰ればよかった。
笑顔で対応してましたが、内心は焦りと嫌な気持ち。知り合いに見られたらどうしようかなと。
(確か)高田馬場で六角さんが電車から降りて、戸が閉まっても笑顔で手を降って見送ってくれました·····
やっと1人になった時の安堵感。
4番目にお見合いした幸四郎さんみたいに、あっさり別れてくれた方が良かった。
一緒にいるだけで落ち着かない。自分を見失いそうになりました
ごめんなさい
六角さんは無理でした。優しすぎる反面、怖さもありました。
それと、六角さんに不信感を持った理由ですが、年収欄が変わっていたのです。
お見合い申込み時は「年収1000万」だったのに、途中で「年収1000万」「所得350万」と載っていました。
これに気づいたのが前日の夜。
流石にお見合い場所で聞けない。
所得低くない?当時の私と変わらないぐらいとショックを受けました。
今思えば、節税対策の影響で所得が低くなってるのかしら?
当時の私は六角さんが怪しく怖く思えたので、お断りの返事をしました。
その翌日、仲人さんから連絡があり、
「コロッコさん、先方からお断りの理由を詳しく知りたいと言われてるのよ。教えて」
え〜、曖昧に誤魔化して断ったのに![]()
仕方ないので、正直な気持ちを伝えましたよ。
仲人さんも理解してくれました。
六角さんに切符を払って貰って、酷い仕打ちですよね。
そのせいか分かりませんが、この後の婚活もしんどい思いを繰り返します。