夫含む義家族は、夫の祖父の代からずっと
牛肉を一切食べません。


そんな夫に、

少しくらいダメなの?
誰も見てない時に食べたことないの?

と聞いてみたら、

“神様との約束だから食べない”
と言って、
頑なに食べません。




まだ私が、
精神世界についての理解が乏しかったとき、
神様との約束だなんて大袈裟だなんて思いましたが、


ある時、外食時に、夫は気付かずに誤って小さく刻まれた牛肉を一口口にしてしまいました。


夫は、すぐに牛肉である事に気づき、
“やばい、これ牛肉だわ“と言いましたが、
口から出すのも気が引けたようで、
そのまま飲み込みました。

そして、元々牛肉と知っていて食べた訳じゃないから大丈夫だろうと残りの料理も全て食べてしまいました。





するとその夜、夫は突然40℃近く発熱し、
顔を真っ赤にして、苦しそうに寝込んでしまいました。

風邪の症状は全くなく、高熱だけが本当に突然始まったのです。


私は何かウィルスでも貰ってきたのかと思いましたが、
夫はこのように言いました。

“自分でわかるよ。
牛肉だと気付いたのに食べたから、神様が怒ってるんだよ。
反省しなきゃいけない”




私は、まさかと思いましたが、

一晩うなされた翌日の朝には、
夫の反省の念が届いたのか、
夫の体調は嘘のようにすっかり良くなっていました。


夫は普段、
私たちは、“見られている“んだと言います。



夫の牛肉の一件によって私が感じたのは、

誰かにバレる・バレないなどはどうでもよく、

自分で決めたことをしっかり守れているか?

という部分を見られているのだと思いました。



特に、夫のように、特別な能力を有する人は、
厳しく見られているのかもしれません。



やはり、“お天道様は見ていて“、
昔の日本人は、そのことをよくわかっていたのでしょうからすごいですね。