食の問題を考えるとき、必ず出てくる関連する問題として
動物愛護の問題があげられます。
最近話題になった、アカデミー賞受賞したドキュメンタリー映画
「ザ・コーブ」
http://www.thecovemovie.com/
http://www.thecovemovie.com/japanesefiles/the-cove-store-files-final/Cove-home-page-absolute-url.html
も、動物愛護の視点が重い作品といえるでしょう。
食については、この他にも、多くのドキュメンタリー作品があり、
「フード・インク(Food, Inc.)」
http://www.foodincmovie.com/
「いのちの食べ方」
http://www.espace-sarou.co.jp/inochi/
「食の未来」
http://syoku-no-mirai.net/
肉食への疑問を提示しているといえるかもしれません。
イルカの肉を食べるということについても、
鶏、鯨、牛、馬、羊、兎、魚、の肉を食べるのと、
なんら変わりはないということです。
「Why love one, but eat the other?
(なぜこっちは愛してあっちは食べるの?)」
http://kokoro-kotoba.seesaa.net/article/144038624.html
ベジタリアンは、広い意味での菜食ですが、
その中にも、いろんなレベルがあります。
ベジタリアン (Vegetarian)
「健全な、新鮮な、元気のある」という意味の
ラテン語 'vegetus' からできた言葉。
ビーガン (Vegan)
ピュア・ベジタリアン (Pure-Vegetarian:純粋菜食)
ダイエタリー・ビーガン (Dietary Vegan)
フルータリアン (Fruitarian)
ラクト・ベジタリアン (Lacto-Vegetarian:乳菜食)
ラクト・オボ・ベジタリアン (Lacto-Ovo-Vegetarian:乳卵菜食)
この他にも、ベジタリアンとは言い切れないけど
ペスクタリアン (Pescetarian)、
ペスコ・ベジタリアン(Pesco-Vegetarian:魚乳卵菜食)
フィッシュ・ベジタリアン、
デミ・ベジタリアン(デミベジ)、
セミ・ベジタリアン、
オールモースト・ベジタリアン。
といったレベルでの、みなさんもいらっしゃいます。
それぞれに、想いをもって生きていることにかわりありません。
文化の基礎は、衣食住にあるといえます。
どんな衣食住をしているのかが、その地域の文化の源泉となっていると
いえるでしょう。
そして、その文化の中から伝統が生まれていきます。
また、慣習も生まれていきます。
そして、時代の流れのなかで、伝統も変化をしていきます。
伝統のなかにも、守るべきもの、消えゆくのを是とするものが
あるといえるでしょう。
日本の伝統としての漁業文化には、イルカ漁もあれば、鯨漁もあります。
鮪漁、鰹漁、鰯漁などもあります。
それを、守っていく必要があるのか、それとも時代の記憶として
メモリーに残すだけで充分であり、消えゆくのを是としてかまわないのか
その部分の判断の基準の違いや、想いの違いが、
漁文化については、常に衝突しているように感じます。
ただ、日本は、それらの漁文化が生まれ継承されていた時代は、
それをしなければ、食を維持出来ないという時代であったということも
大きいということを考える必要があるでしょう。
だから、守る必要があったということです。
しかし、今の日本において、生きていける食を、別に確保出来るので
あれば、その殺生の文化は、消えるのは是であるといえると思います。
過去の記録として残しておくことで充分な食文化のひとつであると
いえるのではないでしょうか。
新しい時代のなかでの衣食住をベースに、それを支える文化のなかで
殺生を無くしていけるのなら、それは素晴らしいことだという考えかたが
広まっていくことが重要であるように感じています。
そして、それが出来る環境にあるのであれば、そちらを選択するべきだと
いうことなのだとおもいます。
地球上には、その選択の出来ない環境に生きている人もいます。
その人たちに、殺生を伴う食を止めろというのは死ねというのと同じです。
食の多様性を考えていくにあたり、
そのあたりの理解も、必要なことであるといえるでしょう。
食を自ら選択できる環境にいる人たちが、まず、殺生の食を捨てること。
それが、もっとも重要であり、優先されるべきことだと思います。
私は、ビーガンの考え方には共感しますが、ビーガンではありません。
ラクトベジタリアンです。それが、人としての最低ラインの食文化で
あると思っているからです。
日本における食の見直しは、まず、明治維新前の食の基本に戻ることに
あるように思っています。
明治維新の大きな失敗は、欧米の殺生食の輸入にあったとおもいます。
そこまで、欧米のまねをする必要はなかったのだということです。
焼き鳥や、卵焼き、焼き肉など、殺生食の多くが、
一般的になっていくのは、明治以後のことです。
それ以前の基本は、穀類主食の汁と漬け物の膳食でした。
実は、それで充分であったということなのだと思います。
そして、戦後は、アメリカの余剰食糧(小麦、肉)の消費先として
日本が利用されてきました。その結果が、今の日本の食社会を
つくっているといえるでしょう。
そんな、欧米の食文化などではなく、日本の風土にあった、
日本の食文化を取り戻し、そのなかで、菜食で満たされるように
なった時代の流れにそって、殺生食を無くしていくことが、
新しい日本の食文化となるべきものであるようにおもっています。
また、日本が観光立国を目指すのであれば、世界の多様な食文化を
きちんと把握して、お出迎えできるように、ホテルや旅館、
食堂、レストランは、備えるべきだといえるでしょう。
観光庁は、観光庁の推奨するホテルや旅館、飲食店については、
「多様な食文化・食習慣を有する外国人客への対応マニュアル」
http://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/sangyou/taiou_manual.html
に、完全対応していることを条件とる必要があるといえるでしょう。
この食に対する多様な文化への対応を含めて、衣食住に関する文化の
多様性、とくに禁忌や忌み嫌うものに関しての対応サービスに
関する世界中の情報を収集して、それに対応出来ているレベルで、
関連する店舗を評価する制度を設けてもよいと思います。
海外の評価よりも、世界で最高レベルの評価として、食の評価基準を
創っていくことが、日本が、観光立国として高い評価を得ることに
繋がっていくのではないかとおもいます。
食品についての規制に関しても、単に安全と衛生だけでなく、
食文化対応の標示の義務づけを行って欲しいと思います。
そうすることで、中東を含めどんな国へ輸出しても信頼の
得られる食品作りをしていけるようになるでしょう。
食文化で、世界をリードする国を目指して欲しい。
そんな願いをもっています。
☆日本ベジタリアン協会
http://www.jpvs.org/
http://www.jpvs.org/v-info/IVU/ivunews.htm
☆『Choices for Tomorrow (CFT) / あしたへの選択』
http://ashitaenosentaku.org/
●菜食主義が地球を救う
http://itc-matsubara.seesaa.net/article/125096083.html
・世界食糧デー
http://itc-matsubara.seesaa.net/article/130370222.html
・ベジタリアン・サーズデイ
http://itc-matsubara.seesaa.net/article/120163884.html
・ベジタリアンとは? なぜ、ベジタリアンなのか?
http://itc-matsubara.seesaa.net/article/119596834.html
・菜食のすすめ・・・菜食主義とは
http://itc-matsubara.seesaa.net/article/119005840.html