フレデリック・ワイズマンの作品すらロクに見ていない小生にドキュメンタリーについてぶてるワケがないが、面白かったので。
作品は山内和彦さんなる川崎市議会議員の補欠選挙に立候補した、一般公募で選ばれた自民党公認候補の、選挙キャンペーンから投票日までを追うもの。
上映中気になったのは登場人物(演者ではないが、あえてこの表現を採る)がマジメになっている部分であればあるほど観客から笑いがこみあげてくる。山内議員の事務所から電車一本のコヤであるため、観客の中には関係者らしい人もちらほら。
残念ながら、惹句に出てくる様々な好評、感想は持てなかった。だって当たり前のことばかりなんだもん。同一地域選出代議士の小賢しさ、地盤を支える党員のボランティア観、山内さんの名前や経歴すらロクにチェックせず応援演説をぶつ有名議員、地域の民度を正確に測って不本意な言葉をあえて選ばせる口うるさい選挙参謀。ジジババばかりと言うなかれ、大票田は彼ら彼女らなのだから。
皮肉ばかり並べたが、本作は対象との距離を一定に調節することを心がけて収録されており、小生がスタッフでも同様に撮ったであろうと想像される。その中から、恣意的ではない上記のような模様が浮かび上がる。決して浮き彫りではない。
笑いどころが見る人によってバラバラな、観客を試す作品はひさしぶりで、上映中、このタイミングで笑った人(観客)あのタイミングで笑った人となりをチェックするのが何とも楽しかった。…性格ワルイなあオレって。
そしてラストの、夫人である山内さゆりさんの表情をどう見るか。
ほんの薄皮一枚真実に迫れただけで立派な作品になれる見本である。
さて、知人であるプロデューサーにはこれから社会保険庁のある職員を追う企画を提案しよう。
え?断られるに決まってるって?おいおい、『A』の森達也監督は取材先へ挨拶の手紙を書くことから始めたんだぜ。
作品は山内和彦さんなる川崎市議会議員の補欠選挙に立候補した、一般公募で選ばれた自民党公認候補の、選挙キャンペーンから投票日までを追うもの。
上映中気になったのは登場人物(演者ではないが、あえてこの表現を採る)がマジメになっている部分であればあるほど観客から笑いがこみあげてくる。山内議員の事務所から電車一本のコヤであるため、観客の中には関係者らしい人もちらほら。
残念ながら、惹句に出てくる様々な好評、感想は持てなかった。だって当たり前のことばかりなんだもん。同一地域選出代議士の小賢しさ、地盤を支える党員のボランティア観、山内さんの名前や経歴すらロクにチェックせず応援演説をぶつ有名議員、地域の民度を正確に測って不本意な言葉をあえて選ばせる口うるさい選挙参謀。ジジババばかりと言うなかれ、大票田は彼ら彼女らなのだから。
皮肉ばかり並べたが、本作は対象との距離を一定に調節することを心がけて収録されており、小生がスタッフでも同様に撮ったであろうと想像される。その中から、恣意的ではない上記のような模様が浮かび上がる。決して浮き彫りではない。
笑いどころが見る人によってバラバラな、観客を試す作品はひさしぶりで、上映中、このタイミングで笑った人(観客)あのタイミングで笑った人となりをチェックするのが何とも楽しかった。…性格ワルイなあオレって。
そしてラストの、夫人である山内さゆりさんの表情をどう見るか。
ほんの薄皮一枚真実に迫れただけで立派な作品になれる見本である。
さて、知人であるプロデューサーにはこれから社会保険庁のある職員を追う企画を提案しよう。
え?断られるに決まってるって?おいおい、『A』の森達也監督は取材先へ挨拶の手紙を書くことから始めたんだぜ。