「あなたには青空が見えていいわね。私には見えないのに
…」という人がいる。
青空を見るためには、
たとえば、今、自分がいる「籠」から外へ飛び出したり、...
目の前にあるハードルをジャンプしたり、
ジャンプに失敗して、転んで、痛い思いをして、そこから
また、立ち上がったり…が必要なのかもしれない。

籠の中にじっとして、安心・安全な場所に守られているの
に、まだ見たこともないような青空が自分の目の前に現れ
てくれるのを待つのは、都合のいい夢物語なのかもしれな
い。

色んな行動をしてこそ、自分だけが仰げる「青空」。
もしかしたら、あなたが今「青空」だと思っている空より
も、この世には、もっと澄んだ、抜けるような空があるの
かもしれない、ということ。

話は変わって、私はよく「地雷踏み」と言われるのだけど
(笑)、地雷を踏むのも、それだけたくさん歩いたり、動
き回ったりするから、だとも思う。

今いる場所から動かず、じっとしていれば、地雷を踏むこ
とはないけれど、この世には、まだ私が知らない、抜ける
ような青空があることも、また、知ることはできないのか
もしれない。

「君に青空は見えるか」