私は数年前に、ダン・アリエリー教授の著書を読み始めてから、行動経済学に興味を抱くようになりました。
アリエリー教授は、人はなぜそのように行動するのかを、非常にわかりやすくおもしろい例を使って説明してくれています。
今回読んだ以下の本には、私が学びを深めたいと思っている、「お金と感情」がテーマになっていて、目から鱗の内容がぎっしり詰まっていました。
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お金と感情と意思決定の白熱教室: 楽しい行動経済学
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この本は、テレビで放送された白熱教室を文字おろししたものです。
何が人の良い行動を妨げているのかをきちんと考えることには大きな意味がある。
最近、授業に集中できない一部の生徒たちのことが気になっていましたが、この原因について、この本から次のような大きなヒントを得ることができました。
・人は周囲に同調するものだ。
・同調が一番起きやすいグループの人数=12人
・人が置かれる状況というのは、それ自体が大きな力を持っている。人は状況次第で悪いほうに転んでしまうから、そうならないように十分注意を払うべきだ。
12人という数字を見て、最近落ち着きがない生徒の人数が、だいたい12人近くになっていることに気づきました。
かつてはおとなしかった生徒たちが、落ち着きのない生徒たちに同調しそうな予感がしているので、今のうちになんらかの対処が必要です。
特に環境を変えることで、生徒が本来とるべき行動と、実際の行動とのギャップを埋めることができると考えます。
さっそくより良い行動への障害となっているものを探すことにします。
この本は、人に良い行動を促す世界を作るには、どのようにすればいいのかを深く考えさせてくれる良書でした。
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