この本は、私たちの「意志力」について、非常に興味深い例を紹介しながら、科学的根拠を示して説明してくれています。

スタンフォードの自分を変える教室/大和書房
¥1,680
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この本を読み進める前に、私が取り組みたい意志力の問題を、「気になっているワンピースを買うべきか」に設定しました。


そして、この問題に関して本で紹介されていた方法を一つずつ吟味していきました。


私は、とても気に入ったものがあると衝動的に買ってしまうところがありますので、今回の「やらない力」のチャレンジを通して、どれだけ自分の意志をコントロールできるようになるのかを実験しました。


この本の最後で、以下の4つの質問が提示されました。


1. 意志力や自己コントロールについてあなたの考えは変わりましたか?


→はい。理論と実践を通して、今までなんとなく理解していたことが、クリアに理解できるようになりました。具体的には、脳の仕組みについて理解が深まったこと、そして実際に、自分のケースで自分の意志力を実験したことで、私の意志力について観察することができました。


2. どの意志力の実験があなたにとって最も役に立ちましたか?


→「10分待つと何が起こるか」という実験が最も役に立ちました。私は、何か気になるものがあるとすぐに欲しくなるのですが、10分間辛抱して待つことができたら、いつか手に入るはずの報酬のことを考えてみました。


 そうすろと、なんと、ずっと気になっていたワンピースを買いたいという欲求をおさえることができるようになりました


3. ”目からウロコ”の瞬間を味わったのはどんなときでしたか?


出世も勉強も寿命も「意志力」が決めるというところが目からウロコでした。意志力を自分でコントロールできるようになることで、自分はまだまだ成長できるのだという希望を持てるようになりました。


4. これからも実践しようと思っていることは何ですか?


→①毎晩「5分間の瞑想」をすることです。瞑想を定期的に行うことで、「脳がすぐれた意志力のマシーンに発達」することがわかったからです。


 私は以前から毎晩5分間の瞑想を行っていますが、瞑想後は心地よい眠りにつけているのでおススメです。


→②睡眠時間を6時間にする。6時間未満の睡眠は脳を弱くするそうです。私の場合、確かに6時間睡眠の時が一番心身のコンディションがよいことを薄々感じていました。



自らの行動を自らの意志でしっかりと選択できるよう、これからもこの本で紹介されていたエクササイズに取り組んでいくことにします!


この本の著者であるケリー・マクゴニガルが2月1日に来日されるそうです。彼女の講演を聴く機会を逃してしまいましたが、この講演がテレビ放送されればいいなあと思っています。