今日から私の本業である「英語教育」について、日々の仕事を通して振り返ろうと思います。
私が英語教師になろうと決心したのは、私の尊敬する故若林俊輔先生との出会いがきっかけでした。ご縁があって直接若林先生とお会いでき、私の悩みを聞いていただく機会もありました。若林先生は細い体格をなさっていましたが、いつもエネルギーに満ち溢れておられ、私たち英語教員に、多くの気づきと勇気を与えてくださった、日本の英語教育の重鎮であられました。
若林先生がお亡くなりになられてからは、私の中で英語教育に対する情熱が少しうすれていたように思います。このブログを通して、自分の英語教育についてきちんと振り返り、明日からの授業が日々0.2%ずつ改善できるよう、がんばっていきたいと思います。
さて、私は2つの大学院で英語教授法の修士号を取得しました。一つはアメリカの大学院で、そしてもう一つは日本の大学院で取得しました。
しかし、学んだことをかなり忘れてしまっているため、きょうから専門書を再度きちんと読みはじめます。
今日選んだ専門書のタイトルは、
Testing for Language Teachers (Second Edition) (「英語のテストこう作る」) Arthur Hughes
です。
- 英語のテストはこう作る/アーサー・ヒューズ
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私たち英語教師の大切で、しかも頻繁に行う仕事の一つが、妥当で信頼性のあるテストを作成することです。しかし、どれだけテスティングの知識をきちんと踏まえた上でテストを作成しているかというと、実は非常に怪しいです
Hughesは、
「テスト作成は本質的には問題解決作業であって、解決すべき問題は教育現場ごとに異なる。
それがどんな問題であれ、最も望ましい解決―すなわち最も適切なテスト―に至るためには、テストの問題形式を羅列した本から適当なものを選んで使うだけでは不十分である。テスティングの原理原則と、応用法に関する理解もまた必要となる。」
と述べています。
間もなく2学期が始まります。多忙な毎日を理由に、ついつい安易な方法でテストを作っていたことを反省し、原理原則をきちんと押さえてテストづくりができるよう、しっかり学んでいきます。
このような自分の専門に関する内容であるにもかかわらず、最後まで読んでくださってありがとうございます