先ほど、私も発起人として活動をしているThink C(著作権延長問題を考えるフォーラム)
からメールが届きました。
一部転載しておきます。
「脱官僚」「脱天下り・利権」を掲げて選挙に大勝した、民主党がまさに利権団体の本丸のJASRACの式典に招かれて、リップサービスで迎合するのは、唖然としました。
この言葉のつけは高くつくぞー(鳩山総理と民主党にとって)
つい先日もSARVHに関して書いたばかりです。
重ねて言います。この著作権延長問題がなぜここまで大きくなって、3年もの時を費やして廃案になったのか?
これは著作権管理団体というわからない利権集団を擁護するだけのものであって、著作権者への適切な利益配分になっていないためです。
これをいきなり議論の場もなしにJASRACに吹き込まれる形で、発言してしまった現在の政権。
郵政人事や次官登用に「あれ、脱官僚じゃなかったの?」と少しおかしいなあと感じていましたが、
今回の件で、確定的です。
政権運用初心者ということを官僚にうまく利用され操り人形になっている姿がみえました。
自公政権のように官僚と利権団体と、結託していないのかもしれません。
でも結果的に操られて終わるようでは余計に性質が悪いです。
著作権者と著作権団体とは別物で、その多くはもはや著作権管理団体という組織を必要としていません。
きちんと整備された著作権管理システムがあれば問題ないのです。
それは文化庁が国の財産としてすればよいものだと思います。
そこでお金を「抜く」という行為が発生しないのであれば管理団体というのもいいかもしれません。
残念な発言と意図です。文部科学省の長官と、首相が同時に発言があったとすれば事前にJASRAC側と協議があったものっだと考えられます。
完全に議論の場を無視したルール破りをしたことになります。
非常に残念です・・・。
からメールが届きました。
一部転載しておきます。
11月18日、JASRAC70周年記念式典で鳩山首相が「保護期間延長に最大限努力」私のスタンスは70年が問題ではなく著作権者に正しく利益分配がされずに著作権使用料と言う名の名目で、天下りや一部の利権者に渡っている現状を野放しにしていることこそが問題で
と発言
「脱官僚」「脱天下り・利権」を掲げて選挙に大勝した、民主党がまさに利権団体の本丸のJASRACの式典に招かれて、リップサービスで迎合するのは、唖然としました。
この言葉のつけは高くつくぞー(鳩山総理と民主党にとって)
つい先日もSARVHに関して書いたばかりです。
原点に戻れと言うなら、著作権者に必ず渡す仕組みを SARVH
http://ameblo.jp/audiobook-kotonoha/entry-10390751832.html
重ねて言います。この著作権延長問題がなぜここまで大きくなって、3年もの時を費やして廃案になったのか?
これは著作権管理団体というわからない利権集団を擁護するだけのものであって、著作権者への適切な利益配分になっていないためです。
これをいきなり議論の場もなしにJASRACに吹き込まれる形で、発言してしまった現在の政権。
郵政人事や次官登用に「あれ、脱官僚じゃなかったの?」と少しおかしいなあと感じていましたが、
今回の件で、確定的です。
政権運用初心者ということを官僚にうまく利用され操り人形になっている姿がみえました。
自公政権のように官僚と利権団体と、結託していないのかもしれません。
でも結果的に操られて終わるようでは余計に性質が悪いです。
著作権者と著作権団体とは別物で、その多くはもはや著作権管理団体という組織を必要としていません。
きちんと整備された著作権管理システムがあれば問題ないのです。
それは文化庁が国の財産としてすればよいものだと思います。
そこでお金を「抜く」という行為が発生しないのであれば管理団体というのもいいかもしれません。
残念な発言と意図です。文部科学省の長官と、首相が同時に発言があったとすれば事前にJASRAC側と協議があったものっだと考えられます。
完全に議論の場を無視したルール破りをしたことになります。
非常に残念です・・・。
■11月18日、JASRAC70周年記念式典で鳩山首相が「保護期間延長に最大限努力」
と発言
「著作権保護期間70年への延長実現に最大限努力」鳩山首相が明言
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20091118_329858.html
著作権で与野党共闘を=森氏はつれない返事-鳩山首相
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009111800997
鳩山首相「著作権保護期間70年へ延長に努力」
http://www.j-cast.com/2009/11/19054262.html
「70年も首相続ける?」森氏が皮肉交じりに共闘“拒否”
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091118/plc0911182253026-n1.htm
JASRAC設立70周年 祝賀会開かれる
http://news24.jp/articles/2009/11/18/07148091.html
文科相、著作権保護期間70年への延長に意欲
http://www.asahi.com/politics/update/1120/TKY200911200230.html
保護期間70年に延長を=著作権法改正に意欲-川端文科相
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_date1&k=2009112000273
■フォーラムでは急きょ、この一連の動きを受けて下記声明をHPに掲載し
ました
http://thinkcopyright.org/
『では、何のための3年間だったのですか』 2009/11/20
鳩山首相がJASRAC記念式典の挨拶で、「保護期間の70年延長に最大限努力する」
と発言しました。首相発言は、居並ぶ国際的な著作権団体のトップ、与野党議
員ほか各界代表者を前におこなわれ、川端文科相も20日の閣僚後会見で延長に
意欲を示しました。
米国が保護期間延長を外交要求する中、国内の権利者団体が、現在「著作者の
生前プラス死後50年間」である保護期間を、さらに20年延長するよう求めたの
が2006年。
その前後にはクリエイター・研究者などからなる当フォーラムが発足して
(http://thinkcopyright.org/list.html)、慎重な検討を求めたほか日弁連・
青空文庫など、さまざまな関係者が延長に反対の声をあげました。
2007年には文化審議会の中に「過去の著作物の保護と利用に関する小委員会」
(保護利用小委)が発足しましたが、延長への賛否で意見は大きく割れ、30人
もの各界関係者へのヒアリングでも延長への懸念が続出しました。
延長を求める権利者団体はその理由として:
・欧米が死後70年である以上、それは世界標準である
・死後70年への延長は創作者の意欲を高める
・国際的に期間を調和させないと、作品の国際流通が害されるおそれがある
・作品の利用許諾が難しくなる点は、大多数の作品を網羅する権利情報データ
ベースの構築で解決できる
などの点を挙げました。
2009年、保護利用小委では、「著作権法制全体として保護と利用のバランスの
調和のとれた結論が得られるよう、検討を続ける」として、延長を事実上見送
る報告を著作権分科会に提出しました。
そして、著作権法制全体のあり方を話し合うために、さる4月、基本問題小委員
会が立ち上がり、議論がはじまった矢先での今回の発言です。
http://www.bunka.go.jp/chosakuken/singikai/kihon/index.html
基本問題小委員会がまだ中間報告すらおこなっていない段階で、酒宴の挨拶で
「欧米並みにすべきだから」という理由で発表される70年延長とは何なのでし
ょうか。それは、立場は違えどその信ずるところをお互いにぶつけあって来た
この3年間の議論をどうくみとり、生かしたものだというのでしょうか。
今後、基本問題小委員会などの場で、著作権法のどのような未来像が示される
のか、網羅的な権利情報データベースが現実に構築され、権利処理の問題がど
う解消されるのか、実際に見さだめたうえで、はじめて保護期間の延長は議論
の俎上(そじょう)にのぼるべきものです。
そして、その是非を決めるのはひとり首相や文科相ではありません。このこと
は、華美を尽くした式典の檀上に議員や団体の長が何人あがろうが、変わりま
せん。
それを決めるのは、皆さんです。そしてこの決定を見つめるのは、明日の時代
を生きる私たちの子供たち・孫たちです。
情報と社会の未来のためにどのような決定をくだすのか。私たちには、彼らへ
の責任があります。
<think Cは、今回の一連の発言のゆくえを注視し、今後、必要なすべてのアク
ションをとっていきます。皆さんの支援が、頼りです。どうぞこの問題をひと
りでも多くの方に伝えてください。なお、本コメントは転載自由です。>
追記:本日、一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)が、著作権の
保護期間延長に反対する声明を発表しました。
http://miau.jp/1258707600.phtml