『源氏物語-1000年の謎-』 を観てきました


今週は、仕事を辞めたらやるぞアップと決めていたことを実行してきちゃいました音譜


それは、平日の映画1000円の日に映画を観ること映画


私は、映画を観ることや、お芝居を観ること、

音楽を聴くこと、美術館へ行くこと、舞台をみることなど、

そういったことが好きなのですが、

夫との趣味があわず・・・あせる


「映画行きたいね~」

「いいね~」

とはなるのですが、

いざ、何を観る?となると、

お互い相手がみたいものには興味が持てず・・・という感じです(苦笑)


子どもが生まれてからは、ますます事態は悪化ドクロ

私、自分が我慢してまで、子供向けの映画、観たいと思わないんです。

(あ、私が観たいと思えるものや、子どもに観てもらいたいという映画は別ですよ)

まぁ、ポケモンの映画とかなら、子どもたちは夫にまかせて、

私はその間ショッピングでもしときます。


だから、自分の好きな映画を家族に気兼ねせずに観られるということは、

私にとってすごく贅沢ドキドキ


平安絵巻物、大好きなので

ウキウキと出掛けて行きました音譜音譜音譜


ぶっちゃけていいますと、

前評判で「脚本はあんまり・・・」と聞いていましたので、

目当ては映像と衣装でした(キッパリ)


そもそも、そんな時代とはいえ、

あちらこちらで女を口説きまくっている

プレイボーイの光源氏の君には、

あまり興味はありませぬゆえ・・・。


現代でも、いくら男前でも

「俺ってかっこいいだろ?」系の方は苦手なのであります。はい。


で、映像ですが、

のっけのオープニングから、あないと美しや~アップ

ええ、ええ、平安時代ならそうでございましょうビックリマークという演出と、

まるで絵画のような美しさでございました。


ここでのセリフが、あとの光源氏のセリフにもつながり、

物語を関連付けています。

(が、光源氏のセリフは、私的にはお前がいうか?感あり。

私だったら「あんたはちゃうやろ!」とツッコミいれるわ)


セットや映像に関しても、安っぽさがなく満足でした。


そして、お衣装アップ

これはもう、これから観に行かれる方は、

ぜひぜひ公式HPを熟読していってくださいな音譜

知らなければ見逃してしまうほどの、

こまかーい設定にため息ものでございますラブラブ



たとえば、

東紀之さん演じる藤原道真の衣装は、古典柄、

生田斗真くん演じる光源氏の衣装は、現代柄、

過去と未来を行き来する阿倍晴明は、古典柄の狩衣と

なんと洋服生地で作った指貫なのだとか。

夕顔の小袿は夕顔柄でしたし、

六条御息所の衣装は蜘蛛をイメージしています。


葵の上を気遣う場面では、これまた現代柄のトンボのお衣装なのですが、

そこは、光源氏の孤独感を現わすため、

肩に1匹だけトンボが止まっているという、凝りよう!


藤壺が出家する場面では、これまた印象的な一筆書きのお衣装ビックリマーク

斬新でした!!

これにも、色々と深い意味があるのですが、

ぜひぜひ、ご自身で感じていただければと思います。


「青海波(せいがいは)」を舞うシーンもありましたが、

これまた、あないと美し~音譜

斗真くん、たくさん練習なさったんでしょうね。

映画ででてくるシーンは、リハーサルのシーンなんですよね。

本番の舞台の時は、女性は入れないのですが、

リハーサルをみているだけで、女性たちが色めきたっちゃうラブラブ

というのを、表現している紫式部はさすがだわ。


紫式部が源氏物語を執筆していたという石山寺には、

娘と一緒にいったことがあるのですが、

本当に狭い一室で書かれていたようでした。

(オープニングのシーンも本当の設定は違うのかもしれないけど、

あの森がなんだか石山寺チック・・・)


全体としては、斗真くんよりも東が素敵ドキドキとなってしまいそう。

中谷美紀さんも、さすがでございました。

道真に帝の心を惹きつけるために物語を書けと命ぜられた時の、

御簾が降りる直前に浮かんだ涙が絶品でした。

あの一瞬から、想いがあふれたのですよね。


平安絵巻好きな方には、是非に音譜とオススメしたい映画でございました。


まだまだ語りつきそうにないので、このへんであせる