日本に帰るか、ドイツに残るか・・・
住む家が見つからないので、主人を残して本帰国してしまおう!と、内心、日本での暮らしを想像しウキウキし、本帰国に向けて沢山の家具や物を処分したのは先々週までのこと。
2段ベットを壊し、クローゼットを壊し、長男のデスクやタンスを譲り、スクーターや靴箱などを処分し、あらゆる細かいものを捨てた。
日本に帰れば使わ無いもの系は沢山あるし、日本に行けば、100均で手に入るようなものは捨てまくった。子供のおもちゃも、これを機会にとほとんど捨てた。また、まだ使えるキッチングッズなど、最近越してきた人に沢山あげた。(日本だと簡単に手に入るが、ドイツだと手に入らないもの系を)
そしたら・・・
なんと・・・
突然「入ってもいいよ」という人が現れたのだ。
先に言っておくが、日本の賃貸探しと、ドイツの賃貸探しは、全く違う!
とにかく大家さんが強いのだ。
不動産というものもあるにはあるが、いまだに、大家さんが自分で広告を出し、個人同士での契約が基本で、先着順ということは皆無だ。
大家さんに気に入られるのは、外国人の私たちにとってはハードルが高い。
紹介状を書いてもらい、給料明細や、銀行の残高含め、あらゆるプラベートな情報を、物件の見学を申し込む時点で送る。
そして、運よく返事が来たら、最初の難関突破!やっと物件の見学に辿り着けるのである。
ちなみに、我が家は、主人は医者だけど、30件くらいメールを送り、返事がもらえるのは、数件というレベルだ。
ドイツ歴20年の先輩曰く、名前がドイツ人じゃない時点で弾かれている可能性もあると。
それは、ある意味、仕方ない。
もし、自分が大家さんだったら、ドイツ人の方が信頼があるし、細い意思疎通も測れるし。
おまけに、主人の名前は、日本では普通の名前だが、こっちの人には一発で読まれることはない。
いっそのこと、アレクサンダーとか、メールの時だけ名前変える?なんて話も出たくらい。
「いい物件でた」と速攻でメールを送っても、まず返事がもらえない。
また、たまに不動産が物件を紹介しているときは、電話番号が記載されていたりするが、、、
4ルームあっても、子供はちょっと・・・とか。子供は一人まで・・・とか、そういった断られ方をすることもザラだ。
私たちが、ドイツ人じゃないからかな?と思わざるを得無いことがある。
しかし・・・
家が決まったと、喜んだのも束の間。。。
大家さんと対面してみたら、めちゃくちゃ嫌な人だった。
その物件は、ドイツあるあるで、多くの物件は、大家さんではなく、今、借りている人が募集をかけて候補を絞り、それで最終的に大家さんに繋ぐのだが、、、
面談の時「吊り目」のポーズをされたのだ。
いや、衝撃で言葉が出なかった。
前の住民はめちゃくちゃいい人で、感謝でしかないけど、大家さんは、差別もするし、口も悪い。
日本で大の大人が「クソ」とか面談でなかなか言わ無いけど、そういう発言もするような人だった。
そして、物が片付いた後の家は、風呂場だけでなく、窓際もカビが目立っていてびっくり。
ちなみに、「吊り目」のポーズは、大使館勤めの奥様として隣国に駐在している友達も、何度も他の国の大使館勤めの婦人メンバーにされたことがあると言っていた。
冗談のつもりでやっているだろうし、日本人は、人前でキレたりし無いから、ぐっと我慢して笑顔をキープする人が多いだろうが、結構きつい。
無垢な子供がするとは、訳が違う。
いや、子供だったら許されるというわけではないが・・・
と、そんな困難で、「最高の物件」に出会うことは難しいと常々感じる。
あと、線路沿い・・・
普通の電車は車両も短いから、そんなに気になら無いけど、貨物は、音が結構うるさい。
旦那は「気になら無い」というから余計に
私一人が文句ばっかり言っている妻
みたいになって辛い。