8月末に始まった秋学期も、今週末(サンクスギビングの4連休)が終わったら、いよいよ来週で授業は終了する。
再来週は期末試験期間だが、大学院生は基本的に試験はなく、期末ペーパーを提出しなければならない。

大学院の最初の学期。

きつかった。

途中で何度も「今週は絶体絶命」とか「今度こそ、もうダメ」とか思ったが、何とかここまでこぎつけた。
まだ最後のペーパーを書き上げるまでは気が抜けないのだけど、ここまで辿り着けたことは、素直に嬉しい。

学期終了に向け、私に残っている課題は、最後の授業でのプレゼンが2本と、ペーパーが4本。
今日から、徹夜(は体力的にもう無理だけど、それに迫る気迫と勢い)で、何とかやり遂げたいものである。

午後の授業と夜の授業の間に、留学生向けの「図書館ツアー」に参加した。




留学生向け行事のフライヤーを見た時、他のイベントはどうでもいいけど「これは行かねば」と思ったのだが、他の留学生にとってはそう魅力的でも必要でもないらしく、参加者は、私と、コンピュータサイエンスの学部1年生の2人だけだった。


でお、おかげで、質問もバンバンできたし、私にとっては実り多かった。




最初に、図書館のHPの使い方の詳しいレクチャー。


これで、資料の検索や閲覧、それにE-Bookの貸し出しは、図書館に出向かなくてもできるので、気軽にキャンパスに出かけていけない私にとっては、すごく助かる。




その後、書庫をざっと見て回った後は、併設の各センターへ。


うちの大学の図書館には、Math(数学)センター、ライティング・センター、テクノロジー・サポート・センターなどが併設されており、それぞれ、担当者が、私設の概要と利用方法を教えてくれた。




Math センターは、多分利用することはないと思うが、ライティング・センターは、今後お世話になる機会が多いと思うので、見ておきたかった。


ここを見学できただけでも、参加した甲斐があった。(お土産にUSBのフラッシュメモリーももらったし)




テクノロジー・サポート・センターも、ここで見学しなければ、「私には関係ない場所」という認識だっただろうが、個人のPCについてもケアしてくれたり、学生ならタダでOSをWindows8にアップデートしてくれる、とか、テレビ会議のできる個室を誰でも利用できる、などのお役立ち情報が手に入った。


テレビ会議システムは、別に大学内に限った用途ではなく、就職活動で、日本の企業の面接をここで受けたり、そういう風に利用したりもできるそうだ。




図書館ツアーに先立ち、やっと大学のIDカードも作った。


窓口で、IDナンバーとフォトID(免許証)を見せて、写真を撮って、ほんの5分で発行してもらえた。


こういうところは、サクサク進むアメリカである。

昨日の月曜日は、初の授業だった。




授業開始は1時半から。


1時過ぎに着けば大丈夫だろうと思って、それでも余裕を持って出発したのだが、道路は混んでいて思ったより時間がかかり、さらに今までいつ来ても閑散としていたキャンパスも人でごった返していた。




駐車場から目的の建物までは、普通なら5分もかからないと思うのだが、キャンパスのど真ん中が工事中で、臨時通路をぐるっと回りこんで行かねばならず、さらに、狭い臨時通路に人がいっぱいでなかなか先を急げず、ほとんど時間ぎりぎりになってしまった。




でも、教授も


「工事中でこんなに時間がかかるとは思わなかったので、ごめんなさい」


と言いながら、少し遅れてきたので助かった。




この日の授業は「Bioethics」


生物学の学部と哲学の大学院の合同科目で、出席者は20人ぐらい。


最初に自己紹介をさせられたが、7割が生物学やプリ・メッドの学生で、3割が哲学の学生という感じだった。




自己紹介の後、シラバスに沿って、クラスに関する一般的な説明。


テキストはなく、教授の選んだマテリアルを使いながら、グループワーク中心で行い、学期中に短いレポートを2本と、期末レポートの計3本を提出するらしい。




うーん、グループワークと論文。




もう一つのコースは、土曜日に教授からメールでシラバスが送られてきて、最初の授業までに早速テキストを50ページほど読んでくるように、とのことだったので、読んでいるのだが、さっぱり理解できない。


こちらのコースも、学期中に2本と期末で計3本のレポートを提出。




うーん、さすがにやることたくさんあるなぁ。




初日から圧倒されている。




でも、そんな風に宿題に追われて苦しむことですら、今の私には楽しいよ。



金曜日、大学院のオリエンテーションに参加してきた。




午前中は、大学院主催のオリエンテーションで、新入院生は参加が義務付けられている。


社会人学生に配慮して、木曜の夜と金曜の午前の2回開かれるので、どちらか好きな方に参加。




10時開始ということで、子供の預け先との時間の兼ね合いで、ほとんど時間に余裕なく出かけたところ、会場の場所を違えており、キャンパスが工事中で通行止めが多かったこともあって、道に迷ってしまい、少し遅刻してしまった。




暑い外を歩き回って、汗だくでやっと会場に到着すると、まず受付では、資料の他に文房具のおまけなどが入ったスクールカラーのオレンジのカバンをもらった。


オリエンテーションは始まっていて、大学院の学長がしゃべっていたが、会場にマフィンやベーグルなどの朝食が用意してあり、参加の学生たちは、席を立って食べ物や飲み物を取りに行ったりしている。


私の後にも三々五々遅刻してくる人も(中にはベビーカーで赤ちゃん連れの人まで)いて、雰囲気はくだけた感じだった。




学長からの一般的な挨拶の後は、各セクションから、今後の大学院生活にとって大切と思われる情報のプレゼンテーション。


特に、図書館のシステムとライティング・センター(レポートや論文の添削をしてくれる所)の利用方法は、今後、お世話になりそうなので、詳しく聞けてよかった。


また、学問倫理と調査活動の事前許可については、知らずに規則に違反してしまいかねない内容なので、これも、聞けておいてよかった。




そうした学問研究上のことばかりではなく、大学院生としての生活に関わることについても説明があった。




院生は、TA(ティーチング・アシスタント)やRA(リサーチ・アシスタント)をやることが多いのだろう、こうした学内での仕事についての説明。


私は既に教授から「TAやらないか?」と聞かれていたが、(そして今期はお断りしてあるのだが、)大学院生は、一定の条件を満たしていれば、希望する場合、TAやRAをすることができるようだ。


その場合の、学費の免除条項やSSNなどの説明があった。




また、学生対象の健康保険に関する説明もあり、私はこの件で一つ懸案事項があったのだが、休憩時間にこの担当者と話をすることができ、それも解決できそうだった。




入学許可をもらってから今まで、事務処理は全然思い通りに進まないし、誰も「次はこれをしろ」なんて言ってくれないし、これでいいのだろうか?と不安ばかりだったが、ここに来て、疑問が一つずつ解決していき、これからやるべきこともだんだん見えてきた。




オリエンテーション終了後には、ピザとサラダのランチが用意してあったので、その辺の人とおしゃべりしながら昼食を済ませ、引き続き午後からは、留学生対象のオリエンテーションに出席した。




こちらは、ビザの説明が主だったので、もともとビザがあり、留学生ビザを取得しない私には、あまり関係のない内容も多かったが、留学生が卒業後1年間はアメリカで働ける制度など、知りたいと思っていたことの概要が分かり、さらにプレゼン後に担当者に個別に質問もできたので、それなりに実り多かった。


また、すでに1年住んでいるとは言え、まだまだアメリカ社会やこの地について知らないことが多い中、留学生向けの一般的な情報は、私にもありがたかった。




オリエンテーションの後、駐車場の件で担当部署に相談に行った。


そこで、私の授業は夕方や夜が多いので、「Evening Permit」を買えば良いだろう、と提案されたので、そのまま学生課に行ってコンピュータで購入手続きを済ませ、もういちど駐車場の部署に戻って、許可証が郵送されてくるまでの「臨時許可証」を発行してもらった。




これで、駐車場の問題も解決。




あとは、月曜日の授業が始まるのを待つのみ。


期待と不安が入り混じる、新学期前である。



エラー続きで難航した履修登録だったが、教授にメールで泣きつき、事務所に何度も電話を入れ、最終的にアシスタントの女の子にエラーを解除いてもらい、やっとのことで登録できた。


学費も払い込み、教科書もAmazonに注文し、あとは、明日(金曜日)のオリエンテーションを待つのみ。


いよいよ来週の月曜日から授業が始まる。




アドバイザー(指導教授)に言われた通り、今期は3コースを登録。


そのうち1コースは、1時間半の授業が週2日。あとの2コースは、3時間の授業が週1日。


授業に出るのは、月~水の3日間の予定だ。




大学の専攻も哲学とは全然関係なかったし、学問としての哲学について、予備知識がほとんどない状態で入学する私。


一応、夏休み前に教授と面談した際に、


「これを読んでおけば、一通りのことは分かるから」


と入門書を紹介され、買いはしたのだが、難しすぎて読了できず。


日本から取り寄せたり、西海岸に旅行した際に日本語書店で買ってきた哲学の入門書を読んだのみ。


英語そのものの勉強も、夏休みで子供の相手が忙しく、なかなかできなかった。




こんな状態で、ちゃんとついていけるだろうか?




それに、駐車場の入場許可証を買わないといけなかったのに、うかうかしているうちに売り切れており、結局、買いそびれてしまった。


どうしようかなぁ。




大学からお知らせが来ることはないし、誰に尋ねればいいのかも分からず、結局、自分で何でも調べてやっているのだが、何せ物事の進まないアメリカの事務処理に、現時点では、勉強以外のところでエネルギーを使って疲弊している。


授業が始まったら、ちゃんと勉強できるかなぁ?




子供達の相手も、当面、ベビーシッターを頼まずに、夫と交代で何とかやってみよう、と思っているが、うまくいくかなぁ?




と、今はいろんなことで不安がいっぱいなのだが、とにかく、当たって砕けるしかないし、まぁ、最後は何とかなるだろう。




と、根拠のない希望的観測で、何とか精神の安定を保っているところである。