しかも内容、読むのやめられないくらいピンとくる内容。
- 新版 裁判官が日本を滅ぼす (WAC BUNKO)/ワック
- ￥980
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実は次の講演には司法サイドの支援担当も来るので
裁判の時の内容と、闘った経緯、そして心の中も含めて
詳しく話そうと思っています。
それは、ほかの被害者や遺族の方々から聞いた話も含めて
こうゆった気持ちは私が特別に感じたことでは無いんだと
そういったことを主に話そうと思っています。
その内容は、マスコミに報道しないで欲しい。
とストップをかけたものもあり、今まで私は
これを話すと家族が傷つくから、と、極力避けて来た内容でもあります。
それから、だいぶ批判めいた事を話すことにもなりますので
裁判以外では、それに触れたこともありませんでした。
逆に裁判では一つの”切り札”として、陳述させてもらいました。
深くは話しませんが、昨日から少し話していたお金の話に関係があります。
それから、求刑に関する話でもあります。
これらの話は、公に報道にのっかるような場所で話したことはありませんが
NETでは、私たちが語らないことを様々な人が想像して
私を擁護する側と、批判する側でやりとりがあったことを私は確認しています。
これから先、公に話すかどうかなども含めて
支援協議会という、被害者を守りに徹する安全な場所で一度話してみること。
そこでいろんなことを判断しながら前に進みたいのです。
この本の作者である門田さんの本は以前に一冊読んでいました。
- なぜ君は絶望と闘えたのか/新潮社
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有名な事件の被害者遺族をテーマに書かれた本です。
裁判でのいろんな遺族の発言、その後なども詳しく書かれていました。
被害者にも色々あります。
遺族にも色々あります。
裁判の闘い方や、その先の生き方なんかも多種多様であり
被害者だからこうなるだろうとか、遺族だからこんな気持ちだとか
そういったふうにひとくくりにできるものでは無い。
それだけはみんなには分かっておいて欲しいのです。
普通、メディアは加害者の方に目を向けます。
こうして取り上げてもらってる被害者や遺族は、
赤裸々に自分の体験を話したり、
加害者に対してかなり攻撃的な発言をしたりしています。
それはそれでいいのです。
大切な人の命を突然奪われたんです。
生まれて当然の感情です。
”同じ方法で殺してやりたい”
”それ以上に苦しめてやりたい” と、言う人もいます。
そう想う気持ちは、誰がとがめたり、非難したとしても
私は、そう思って当然だよ。 と、言いたくなります。
だから、ネットでは”仇討ちすることを許可しろ”
と、いうような事もはなされたりしました。
ただ、そういったことを実行する被害者や遺族はほとんどいません。
私は裁判のとき、どうやったらこの怒りとか悲しみがおさまるだろう？
と、何度も仕返しすることを想像してみました。
でも、想像できないんですね。
で、最終的に
”犯人を思いっきりぶっ叩いたらどうだろう？” と、考えたんです。
そう考えたあげくの答えをみんなに教えますね。
私の考えがたどり着いたところは
”だからどうなるっていうの？” でした。
そうして、何が変わるの？
そうして、気が済むの？
そうすることで、世の中の役にたつの？
何も変わらないだろう。
気も済まないだろう、むしろ嫌な気分になるだろう。
そう考えついたのです。
私にとって意味の無いことをするほど虚しいことはありません。
だって、命は有限なのです。
命ある限り、意味を生み出しながら過ごしていきたいのです。
そして、喪われてしまった大切な命について。
聖書にも
”雀一匹の命を落とすことにもちゃんと意味がある”と書かれています。
別にクリスチャンでも、ほかの宗教やってるわけではないですが
これには”そうだよね”って思いました。
命を落としてまで、彼が教えてくれたこと。
成し遂げられる現実がそこにあるから。だから。
私にはやるべきことが与えられているんだよね。
この本を読んでから講演原稿を書きます。
明日の仕上がりになるかな・・・？
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