映画を観てきました。
この映画には、私が一番大事に思っている
ふたりの子どもたちがいたよ。
そして、私もいた。
みているときは涙はでなかった。
涙流したら、字幕とか映像とか見落としそうで・・・。
一瞬一瞬を、ぜんぶみなくてはいけない気がしていた。
この子の役名は「オスカー」なのだけど
オスカーは、亡くなったお父さんの遺した鍵を
偶然にみつけて、その鍵で開ける、
お父さんからのギフトを探し続けた。
そうしながら、本当にたくさんのギフトを受け取る、そんな物語だった。
始まって早々に、オスカーは、自らの体験を
「太陽が爆発しても8分間は気がつかない。」
太陽が爆発したことを地上で知るのは、8分後だということ
その8分間は、人々は当たり前の、普通の、何事もない
そんな幸せな時間を過ごせるというような意味です。
私は・・・私は、事件が起こったとき
事件を知ったとき、
子どもたちがどう受け止めるのかとても心配だった。
どう伝えるか、伝える時を考えたら・・・
これを知ったら彼らは壊れてしまうのではないか?と
そう思って、気が気ではなかった。
自分の事などどうでもいいと思った。
彼らだけをどうしても守らなければいけないとそう思った。
でも、私は彼らの元にすぐには行ける状態ではなかった。
事情聴取がとても時間がかかると感じていた。
警察の方に許可をとって、すぐ彼らの通う学校へ連絡を入れた。
” どうか、彼らにこのことを言わないでください。
私の口から伝えます。
今日が、彼らが普通の小学生として学校で過ごす
最後の一日となります。
どうか、今日一日、今日一日だけ
あたりまえで普通の生活を彼らに過ごさせてあげてください。 ” と・・・。
小学校の先生方は、受け止めてくれました。
事件によって、窓を占め、学校集会を開いても
その日は、彼らの父親が被害者だと言わないで居てくれました。
担任の先生は、ニュースをみたとたんに職員室で泣き崩れたそうです。
たっておられず、私のお願いをきくために保健室ですごし、
代わりにほかの先生が彼らのクラスへ向かったそうです。
道徳の授業用に、彼らのお父さんは彼らに向けて手紙を書いていました。
私も読んでいませんでした。
担任の先生が、御通夜の時に、泣きながら私に持ってきてくれました。
☆ ←その手紙を読んでいたから
彼らのお父さんが、どんな気持ちで居なくなったかを
考えると、平常心で居られなかったのだと他の先生からききました。
ここを読んでくれている方々は
中学生から、大人までたくさん居ると思います。
そんなみんなに知っておいて欲しいのです。
なにか大きなことが起こらないと、知ることが出来ない事があります。
子どもたちは大人なんて、うるさいし、めんどくさいし
いつも怒って嫌いだと思っている部分がたくさんあると思う。
でも、私が知る限りでは、人はみんな優しい。
どんな人でも優しい部分があって
何か、ひどく傷ついた人をみると、何かできることがないのか?と
誰であっても表現しよう、そばにいてあげよう、助けてあげよう。
そう思うものです。それが、人です。
大人も子どもも、誰もがそうなのです。
映画を観終わり、エンドロールが流れ始めて
私は泣き始め、エンドロールが終わっても
身体全部を自分で抱きしめて、泣き続けました。
立ち上がることができませんでした。
この映画の中には、私の大事な子どもたちが居た
そして、私も居た。周りにいてくれた人も居た。そんな映画でした。
なにか、大きな出来事がないと
わからないことがあります。
でも、それは みんなの中に、
いつも、ずっと、ちゃんとあるのだよ。
↑いつも応援クリックありがとうございます
読み終わったら応援クリックお願いします。
↑
ランキングただ今4位!
応援クリックいつもありがとうございます◎