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この記事は、2007年10月21日に書いた記事です。
夫が亡くなる2週間前
どうして私は、こんな記事を書いたのでしょう?
きっと、知っていたんだと思うのです。
心で、この先にある、人生最大である別れを察知して
この記事を挙げたんだと思います。
この記事は、当時、反響があって
いろんな人がコピペして広めてくれました。
今日は、ある、単身赴任しているお父さんの記事を読み
是非ともこれを読んでもらえたらと思い
再アップさせてもらいました。
ようやく特別メニュー入りさせてもらいます。
時にはこうして過去の記事を再度上げていってもいいですか?
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クチコミネタ:別れの理由
別れとは時に突然に。
別れとは、時に運命に逆らえない時もある。
別れとは【その時がきたから。】
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ある日
ある空港で見た風景です。
その日、空港は週末でもあるし
とてもとても混雑していました。
私も、見送りに空港まで出向いていました。
手荷物検査を待つ人で長く伸びた列がいくつも並ぶ、
そんな騒がしい景色の中で
小さな子供の大きな泣き声が響き、
私はそちらに目を向けました。
4・5歳くらいの男の子と、お父さん。
よく見たらすぐそばに10歳くらいのお兄ちゃんと、
それからお母さん。
お父さんの足元で叫びに近い泣き声を
あげながらジダンダを踏む男の子。
なのに、お母さんもお父さんも、
何にも彼を怒ることもしないで黙ってみている
そんな様子でした。
(どうして誰も、怒らないんだろう?)
多分そこに居合わせたみんなが
そんな風に思っていたと思う。
お父さんイヤダ!
ジタバタ!!!!!
そんな風景が5分ほど過ぎて、
お父さんの手荷物チェックの順番が来たとき
10歳くらいのお兄ちゃんが、
黙って弟を後ろから抱きかかえるように引っ張りました。
いやだいやだ!!!!
お兄ちゃんの手を振りほどいてお父さんの前にたつと
小さな手を大きく広げて
【行っちゃいやだ!お父さん!】
彼は通せんぼをした。
おそらくお仕事で、
単身赴任かなにかで離れ離れの家族なのでしょう・・・
お父さんは、静かに列を離れると、
彼をギュッと抱き上げながら、
耳元で何かをささやいている様子でした。
そして、うわーーーーん!!!!!と、
更に大きな声で泣く男の子を黙ってお母さんに預けると
足早にゲートをくぐりました。
うわーん!お母さん!放して!放して!!!!!!!
激しくお母さんの腕の中で暴れている彼・・・・
そして事件はお父さんの背中が
見えなくなる瞬間に起こりました。
暴れる彼はお母さんの腕からすり抜け、
お父さんを目指して駆け出したのです。
【お父さん!!!!!!!!!!】
そして驚いて振り返ったお父さんにこう言ったのです
【お父さん、バイバイ!】
ゲート寸前で、立ち止まった小さな男の子は
【お父さん!バイバイ!お仕事がんばって!】
号泣しながら、しゃっくりをあげながら、
何度も何度もお父さんにそう叫んだのです。
小さな彼は、ちゃんと合点して、ちゃんと理解して、
そして我慢して・・・がんばってそこで叫んで泣いていました。
もぅ、私はそれを見て、なんだか泣けて泣けて・・・・。
偉いね、がんばったねって感動してしまって・・・。
・・・・私も負けてられないと思いました。
小さな君へ。
きっと、君の強さと、我慢がお父さんには届いたと思う。
大きな勇気と、沢山のやさしい気持ちをありがとう。
クチコミの、別れの理由の趣旨とちょっと違うとわかってはおりますが、
コレを紹介させていただきました。
人と人は、
出会いと別れを繰り返して生活しています。
出会ったら、必ず別れが待っているということ。
好きだ嫌いだ、そんな当人同士の気持ちには関係なく
突然にやってくる別れもあります。
だからこそ、今そばに居る大切な人には
出来る限りの事をしてあげなくてはいけないんだと思います。
一生懸命向き合って、
精一杯の気持ちで応えてあげなくてはいけないと思うんです。
それは、決して後悔することのないように。
自分のために、相手のために、ネ。
別れはつらい事だけど、
別れは出会いの始まりでもあるのかとそんな風に私は思う。
今の全部が未来へと
つながっているんだと、そんな風に私は・・・思うんだ。
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家族を持つすべての人へ。
愛情って、目に見えるようで
見えません・・・。