【記録】
東日本大震災による津波が押し寄せた岩手県宮古市で、陸地を駆け上がった
津波の高さ(遡上(そじょう)高)が40.5メートルに達していたことが、研究者らで
つくる「東北地方太平洋沖地震津波合同調査グループ」の調査で分かった。
これまでの最高値は、明治三陸津波(1896年)で同県大船渡市に残る
38.2メートルだったが、今回はそれを上回り、観測史上最大の津波であることを
裏付けた。同グループは大学や研究機関、建設会社など約50組織の150人で
構成。全国の沿岸約5000地点を調べ、残された津波の跡から遡上高を割り出した。
その結果、宮古市重茂姉吉(おもえあねよし)の約500メートル内陸で、海面から
約40.5メートルの地点に津波が到達した跡を確認したのをはじめ、岩手県
釜石市▽大船渡市▽久慈市▽野田村▽宮城県女川町の6市町村で30メートル超を
記録したほか青森、福島、茨城県でも10メートル以上に達した地点があった。
(毎日新聞)
細野豪志原発事故担当相は16日午前、福島県庁で佐藤雄平知事と会談し、
19日に公表する東京電力福島第1原発事故の収束に向けた新たな工程表の
概要を説明した。細野氏は会談で「(原子炉の)冷却を安定させ、水素爆発の
危険性がなくなるという意味では、おおむね目標を達成できた」と述べ、7月中旬を
目標に進めてきた「ステップ1」の取り組みがほぼ達成したとの考えを伝えた。
細野氏と佐藤知事は、ステップ1の達成後、原発周辺に設定された「緊急時避難
準備区域」の縮小に向け、地元と協議していくことも確認した。新たな工程表は
ステップ1の終了を受け、原子炉の冷温停止に向けた今後3~6カ月間の
「ステップ2」の取り組みをまとめたもので、これまで東電と政府が別々に作ってきた
事故収束と被災者支援の工程表を一本化している。また細野氏は原発事故で
発生した放射性廃棄物について「しっかりとした処理体制を作り、国として財政面を
含めて責任を持って対応したい」と佐藤知事に伝えた(毎日新聞)
人気ロックバンド・Mr.Childrenが、9月24日・25日の2日間、被災地の宮城・
国営みちのく杜の湖畔公園 風の草原で復興支援ライブ(40000人動員)を
開催することが15日、わかった。先のアリーナツアーで予定していた東北公演は、
震災の影響で中止。できるだけ早く被災地に歌を届けたいと数ヶ月に渡り現地の
スタッフと協議し、同会場で開催が可能と判断。震災から半年という節目に公演が
実現した。4月に、震災を受けて桜井和寿が書き下ろした「かぞえうた」 を配信限定で
発売し、被災地を支援してきたMr.Childrenが、“震災にあわれた方々に少しでも
喜んでもらいたい、元気なってもらえれば”と、現地に赴き歌声を届ける。
同ライブは、5月に発表された4年ぶりのスタジアムツアー
『Mr.Children Stadium Tour 2011 “SENSE” ~in the field~』の一環として
開催。ap bankが主催する。本公演の収益金は、復興支援の活動資金として、
東日本大震災の復興支援のために立ち上げられたプロジェクト
“ap bank Fund for Japan”に全額寄付される。
ステップ2まで、あと3カ月から半年。。。これからまだまだ
冷温停止までには時間が掛る。この暑さで作業員の方々の
熱中症などを考えると、その中で作業して下さっていることに
いくら感謝しても足りないと思う。どうか身体を大事に作業を
進めて下さい。そして連休明けから台風が来るというが…
原発の対応は、どこまで進んでいるのかがとても心配。
どうか、これ以上最悪な事態になりませんように。。。