【記録】
東電は26日、第1原発4号機の使用済み核燃料プールから
水が漏れている可能性があることを明らかにした。
プールへの放水を続けているが、水位が上昇していないらしい。
核燃料プールには、使用済み核燃料集合体が1~3号機より多い
1331体が入っている。コンクリート圧送車での放水では
24日165トン、25日210トン、26日160トン。
しかし、水量が想定より12~48トン少ない。
4号機では原子炉建屋の地下が深さ約5メートルの汚染水で水没。
タービン建屋地下にたまった汚染水の放射性物質の
濃度が1カ月で約250倍上昇していることも判明。
文部科学省は26日、東京電力福島第1原発から放出される
放射性物質による周辺の汚染状況を予測した地図を公表。
現在の水準で放出が続いた場合、来年3月11日までの
1年間の予想累積線量は・・・
浪江町赤宇木椚平(あこうぎくぬぎだいら)で、235.4ミリシーベルト。
福島市や福島県南相馬市でも、一般人の人工被ばくの
年間限度量(1ミリシーベルト)の10倍に当たる
10ミリシーベルトを超えると推定。
東電は今日、第1原発の女性社員(50代)の被ばく線量が、
法定限度を超えたと発表。女性の1~3月の3カ月間の放射線量は、
上限の5ミリシーベルトを上回る17.55ミリシーベルト。
東電は、健康に影響はないと説明している。
枝野幸男官房長官は今日午前の連合審査会で、
「警戒区域」圏内への一時帰宅に関して、
「何とか連休中ぐらいには早いところはスタートできるのではないか」と述べ、
ゴールデンウイーク(GW)中に始められるとの見通しを示した。
天皇、皇后両陛下は今日午前、羽田空港から自衛隊機で
航空自衛隊松島基地(宮城県東松島市)に到着。
両陛下が東北の被災地を訪問するのは初めて。
南三陸町と仙台市を訪問、同夜帰京する予定。