メリーランド州日本引っ越しました -2ページ目

メリーランド州日本引っ越しました

日々の生活と愛猫の記録。

あの自転車少年衝突事故のその後。


国際免許を無効として無免許運転のチケットを渡されていたのですが、どうしたものかと放置していたら。。。


先月の末か何かにDistrict courtに出頭する様に告知がきまして、今日行って来ました。
まず、8:30に来るように書いてあるからそのちょっと前に行ったら8:30になるまで建物の中にも入れなくて人が並んで待っている感じ。
時間が来て中に入ったらまず持ち物検査があって、そこで待ってろと椅子に座って待つも全然呼ばれる気配もなく。。。
何やら弁護士と打ち合わせしてる人もいたりして。
そわそわしていたら、9:00になってようやく扉が開いたかと思いきや


そこは映画で観るような裁判所




私はなんか役所的な所でインタビューされる位のもんだと思っていたもんだから


文字通り

ぽかーーーーーーん。。。


でした。


木の椅子が並んでて、木の仕切りの向こうには弁護士らしき人達がぞろぞろと慌ただしく書類やら相談やらしてる感じで一番奥には雛壇?の上に裁判官と書記官らしき人がいる感じ。


あ、そうそう
頼みの綱の旦那さんはまたもや出張中で、たまたま連絡を取っていた韓国人のネイルスクールのオーナーが着いて来てくれまして、これ一人だったら本当どうなっていた事か。。。ありがたやありがたや


で、裁判官が来たと同時に皆んな起立して始めます的な一礼をして着席。
最初にいきなり私の名前を呼ばれて恐る恐る立ち上がったら
はい、じゃ座って


そこから2時間半延々と他の人達が次々と呼ばれては木の仕切りの中に入ってぞろぞろいる弁護士の中から一人出てきて弁護してみたり、なんか皆んなで相談が始まったり忙しい感じで、最初はドキドキそわそわして怯える小動物の様な気持ちだったのがだんだん冷静になってきて、気が付いたら興味深々のただの傍観者になっている自分がいたっていうね。


いや~。


私のいる側の席の人は、男女間の裁判だったり、なんか喧嘩かなんかして暴力振るっちゃってそれで訴えられてる人だったり飲酒運転でチケット切られた人とか、そんな感じの事で呼ばれている人なんだけれども、私達の席の仕切りの向こうの左壁沿いの仕切りの向こうの扉から手錠した人達も出てきてその裁判とかもしている訳なんです。
これがね、なんか独特の空気感を漂わせてる訳。たまたまどの人も(女性も)身体も厳ついんだけど、なんかこう、何かが違うんだよね。まとっているオーラが。
んーーーーーー。。。
なんか、何したかは聞き取れなかったけど
とにかく、凄まじく孤独な感じがしたよ。


そして、私の周りの人も色々なタイプの人がいて、なんか多分チケットきってクレームつけられて呼ばれた警察官とか、ずーーーーっと貧乏揺すりしてるインド系の男の人とか、なんかやたら派手な服来た黒人の男の人とか、夫婦で励ましあってる人とか。妊婦さんとか。
中でも一番気になったのがカップルで来てるんだけど、紫のTシャツにタボダボのジーンズ履いた肌出てる所全部タトゥー入ってて顔の両頬にピアスした見るからに喧嘩上等アピールしてる男の人。連れの女の人はノーメイクで地味な服着て普通な感じだけど、まずこの男の人いい歳して(30代後半か40代位かな)ライターで前の人の背中に火を付ける振りしたりして二人で笑ってるし、女の人がそのライターとタバコを持って外出るとき男の人の前を通ったら男の人がその女の人の股触って二人でヘラヘラしてる訳。あ、男の人はヘラヘラはしてないや、ふざけた事しながら目は笑ってなかったな。この二人とは絶対友達にはなれないなって思った。別になってくれとも思われないだろうけどww
なんか、私この人達と同じ立場に今いるんだなぁと。。。
結構、自分なりに正義を持って真面目に生きてるつもりだったんだけどな。。。


で、人間観察してたらようやく呼ばれて仕切りの中に入ったら、裁判官の人に罰金150ドルだって言われたんだけど、インターナショナルライセンス持ってるんだけどダメなのか聞いたらそれでもマサチューセッツ州のライセンスが無ければダメだって言われて、前に事故した時に助けてもらった同じアパートに住んでる旦那さんのお友達に次に運転してて何かあったらこれを見せろと印刷して渡されていた法律上は日本のインターナショナルライセンスは1年有効だっていう英語の説明が記されたプリントを見せたら一人の弁護士と部屋の外に出されて、そこでその弁護士がうーーーーんてなってちょっと相談してみるって部屋に戻されてまた1時間半位またされて、やっと呼ばれて、罰金は無かったものの、法律上はインターナショナルライセンスは有効でもマサチューセッツ州の交通規則ではマサチューセッツ州のライセンスが無ければ運転してはいけないとなっているらしくて、まぁ、要はインターナショナルライセンスだと警察には捕まりますって事です。
車の保険にも入れてレンタカーの借用にも使えるけれども、事故や違反をした場合は裁判所には行かなくてはならないという事になりますね。
でもって、次は許されないから早急に免許を取るように警告されました
うんうん
だよね。
もちろんそうしますとも。


なんか、今日は貴重な体験したな~。。。


やっぱ一番感じた事は、一緒に来てくれたネイルスクールのオーナーもそうだし、いざって時の為に持っておけってインターナショナルライセンスの法律の英文の説明をプリントアウトして持たせてくれていた旦那さんのお友達もだけど。
なんか本当

感謝だな。


今は人に助けて貰う事ばっかりだけど、いつかは人を助けられる様になりたいな。

と思いました。