いきなりですが、外来種という言葉をご存知でしょうか?

簡単に説明するとこんな感じです。

 

『外来種』とは

もともとその国や地域に生息していなかった生き物が様々な理由で人間の手によって持ち込まれて野生化してしまった種類の生き物のことを言います。

 

有名な種類だと『アメリカザリガニ』や『ウシガエル』ですね!

彼らはもともとアメリカに生息していましたが、「ウシガエル」は食用として1918年に「アメリカザリガニ」はウシガエルの餌として1927年に日本へとやって来ました。

その子たちが人の手によって離されたり、養殖場から脱走したりなどして日本の自然に適応した種類が繫殖して現在に至ります。

 

この外来種とされる子たちは人間の飼育下であれば問題ないのですが、野生に放たれてしまうと、『在来種(もともとその地域に生息していた生き物)』に悪影響を与えることになってしまいます。

例えば外来種が在来種を食べてしまったり、在来種と食べ物が同じ場合にはその食べ物をめぐる争いが起きてしまいます。

そのため、外来種は環境保全の観点から見ると『厄介者』になってしまいます…

 

しかし彼らも人間の手でいきなり放された未開の地で必死に生き延びようとする生き物であることに変わりなく、『生きていることがダメ』と人に理不尽な扱いを受けている外来種問題の一番の被害者です。

 

それでも在来種に悪影響を与えてしまうことがあり、処分しなくてはならないのも事実です…

ならばせめて、おいしく食べてあげたい!!!

 

ということで、今回はアメリカザリガニを捕獲して食べてみたいと思います!

外来種を食べてみたいという方には初心者向けの生き物かもしれません。

その理由は

・近くの池や川などで簡単に捕獲できる。

・エビの仲間なのでビジュアル的にもあまり抵抗なく食べることができる。

・特定外来種に指定されていないため、長時間の泥抜きができる。

などが挙げられるかと思います。

 

では今回はそんなアメリカザリガニを捕まえに行きます!!

 

ポイントは僕の近所の池です。

アメリカザリガニは主に狭くなっている水路や水草の間、落ち葉の下などに隠れています。僕も狭い所大好きです(は?)

子供時代によくやったザリガニ釣りでの捕獲もできますが、効率が悪いので今回は網を使ってガサガサしていきます。

水草が生えているところに網を当ててガサガサと揺らしながらすくうと…

いました!!この子がアメリカザリガニです!

でも、まだ子供ですね・・・

大きい子も探したい!!

 

 

さらに続けると、こんな子がいました

ギンヤンマ(だと思う)のヤゴです!!✨

大きいですねぇ、翅芽が生えているのでそろそろこの子も飛び立ちかな?

立派になってくれることを願ってリリース

 

 

さらに陸ではこんな子も取れました

この子はオケラです!!

皆さんご存知の「手のひらを太陽に」の歌で「ミミズだって♪、オケラだって♪、アメンボだって♪」と歌詞にも入っているあのオケラです。

田んぼの近くに穴を掘って生息しているコオロギの仲間ですね

田んぼがたくさんあった昔は沢山見られたようですが、今はあまり馴染みのない生き物かもしれないですね・・・

まだ子供なので手に乗せるとこんな感じです。

小さくて可愛らしいですね(≧▽≦)

こんなに小さくても穴を掘るパワーはすごかったです!

これからもたくましく生きてほしいと願いリリースしました。

 

 

・・・・・・

ということで約2時間ほど捜索した結果、アメリカザリガニはこのくらい採れました

大体30匹くらいですかね・・・

みんな小さいです。

 

あとは、ザリガニ釣りに使われたと思われる釣り竿が結構捨てられていたので、糸だけ回収しました。↓

 

 

 

捕獲したアメリカザリガニ我が家にお持ち帰りして泥抜きをしたいと思います。

↑こんな感じにきれいな水に約1週間活かしておきます。

泥抜きをすることで、ザリガニの持つ泥臭さを軽減する効果があります。

ご飯は肉類をあげると臭みが増しそうなので、野菜を中心に与えていきます。(個人の考え)

 

 

ということで1週間後くらいに、この子たちの命をありがたく頂きたいと思います。

 

今回も僕のブログを見ていただきありがとうございました!!

最後に次回あたりでアメリカザリガニと違いを比較してみたいニホンザリガニです。