2010年10月23日(土)、パルシステムの組合員109名が、コア・フード(パルシステムのトップブランド)の野菜の産地、「ちば風土の会」でさつまいも、落花生、枝豆の収穫体験をおこないました。この企画は日頃利用している組合員に来てもらいたいという思いから、募集はコア・フード有機野菜セットのボックスの中にチラシを入れてお知らせした、利用者限定企画です。
前後一週間でもおそらく一番の、最高のお天気に恵まれ、秋の収穫日日和となりました。
現地集合で始まったフェスタ・オルガニカ。ちば風土の会の寺内代表の歓迎の挨拶の後、早速109人の参加者は生産者に率いられてまずはさつまいもの畑へ。さつまいもの品種は紅あずまです。畑の土はとてもやわらかくフカフカで、さつまいもはその中で元気に育っていました。小さいお子さんも、大人も、一生懸命にさつまいもを掘りました。
よいしょっ
さつまいもをコンテナに入れて、トラックまで運ぶ作業も一緒に終えると、今度は落花生と枝豆が育っている畑へ歩いて移動です。
移動の間も、まわりにはすくすく育っている野菜たちがたくさん。生産者の方に、何の野菜か、今はどういう状況か、など話を聞きながら歩きました。
落花生の畑では、落花生の実のなり方について説明を受けました。
落花生がどうやって出来ているか、初めて知った人が多かったようです。落花生の実は、土の中にできていますが、それは根っこからのびているのではありません。地上で咲いた花が、地中にもぐっていって、実をつけるのです。それが「落花生」の名前の由来であるということでした。落花生の収穫は、実を乾燥させるために、土から抜いたらそのままひっくり返してその場に置く、「天地返し」の作業をおこないました。
また、通常サイズよりも少し大きい、ジャンボ落花生も収穫。これは、昼食でゆでて食べるために、鞘をはずす作業をみんなでおこないました。
最後の収穫体験は枝豆です。しっかり根をはっているので腰を入れて抜きました。みんなが抜いた残りは、このまま枯れるまでおいて、大豆にし、自家製の味噌をつくるそうです。
収穫後は昼食会です。昼食は、産地のお母さん方手づくりのおにぎりやお漬物、昨年の大豆で仕込んだ自家製味噌をつかった豚汁、自慢の自家製納豆などをいただきました。もちつき大会も実施し、みんなで一生懸命もちつきしました。
もち米は、ちば風土の会でつくった有機栽培のもち米です。おもちも豚汁も納豆も、とってもおいしいと大好評でした。
食事をいただきながら、集まってくれた生産者を全員紹介いただいたり、
生産者からこの夏の暑さの影響などについて話をうかがいました。
人間もつらかったこの夏、野菜にとっても暑すぎて生産者は大変苦労したそうです。最後は寺内代表から挨拶をいただき、閉会となりました。
参加者からは「毎回おいしくいただいています。名前でしか知らなかった生産者の方々に会えて嬉しかったです。」「いつも食べている野菜を作ってくださっている方々を子ども達に教える機会ができて有意義かつ楽しい一日でした。」「土の中に虫がたくさんいて改めて土の質の良さを知り、安心しました。」「この夏は大変でしたね。お話を聞いて本当に頭が下がります。これからも食べて応援します。」などのコメントが寄せられました。
大人数のイベントでした!
(記事:川口)
*あったかキャッチボールは生協のパルシステムの産地交流ツアーを一緒に作っています。
*パルシステムのHP→ http://www.pal-system.co.jp/
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