パルシステムと30年以上にもなる
交流の歴史を持つ新潟の米産地「ささかみ」。
2010年2月13日~14日、冬のおまつり「火祭り」へ、
ささかみファンの方々とともに行ってきました~
13日土曜日の朝、雪模様の東京を出発。
新潟はどんなことになっているのだろうと
思いながらトンネルを抜けると、
…そこは青空でした!びっくり!
当日はいいお天気でしたがその前は
そうではなかったようで、雪がしっかり積もってました。
スミマセン、訪問者としてはとってもうれしい♪
無病息災や五穀豊穣を願って、わらでつくった
巨大「さいの神」に正月飾りなどを一緒に燃やします。
これが「さいの神」。すごい迫力!
骨組みの竹がはじける大きな音など
出しながら燃え、ついにくずれたとき。
ころあいになると、笹の先にくくりつけた
するめと餅をあぶり、それをいただいて
今年の健康もばっちり!
私たちはミニさいの神づくりに挑戦!
思ったより立派な大きさになりました!
こちらは14日日曜日の催し。地元小学校の5年生が、
1年間学童農園で学んだことを発表します。
昔の手作業の大変さや、有機肥料のつくりかたなど、
クイズ形式やユーモアあふれた劇をまじえて
発表してくれました。
また、文化人類学者、環境運動家で
明治学院大学教授(ほかにも多数活動)の
辻信一さんによる、「しないこと-スローライフのために」と
題した記念講演がありました。
世間の様々な「危機」は、「しすぎ」の結果ではないかということ。
アインシュタインの、「ある問題を引き起こしたのと
同じマインドセットでその問題を解決することはできない」
という言葉はまさに今を言い当てているとのこと。
どんどん「する」とGDPがあがっていき、経済成長がおこる。
このマインドセットが問題をおこした。それは『するする社会』。
歴史上、滅びた文明の原因を研究して
そこから学ばなければいけない。
「しないこと」「スローライフ」は、すべての成長をストップさせるのではなく、
魂を置いてけぼりにしないスピードでゆっくり進んでいくということ。
今の経済成長は産業革命前の100倍のスピードで進んでいる。
みんな必死でついていっている、またはついていっているフリをしている。
人間だけが苦しいならまだしも、私たちを支えてくれている
生きものや、地球がついていけなくて苦しんでいる。
温暖化の原因の40%は、農と食に関わりがあること。
大規模な工業的農業、大量の化石燃料を使った経営、輸送など。
逆に言えば、私たちが食を変えれば大きな効果があるということ。
まずはできることから、やってみよう。
「することリスト」を手帳に書いているアナタ、
その横に「しないことリスト」をつくってみては。
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辻さんの話を聞いて、
ものであふれた自分の身の回りを、
そしてノートに書いた「やることメモ」を
思い出しました…。
本当に必要な「大切なこと」のために、
何をしないのか、生活を改めて見直そうと思いました。
(報告:川口)
「あなたと私を結ぶ。都市と農山漁村の応援団。」
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