与那国フィールドノート -372ページ目

ハリツルマサキ&フタスジハリカメムシ

これぞ、「たわわ」といわずに何という。


石灰岩地帯に這うように生える地味なハリツルマサキが大変身です。

枝いっぱいにつけた果実が赤く熟したさまは、たいへん見事です。


厚く光沢のある葉の長さが2~3㎝。果実自体は1㎝に満たない大きさです。

沖縄では広くマッコーと呼ばれ、庭木などに使われています。

与那国島でも最近ではマッコーと呼ぶことが多いようですが、「フルン」というのがもともとの島名のようです。

他地域との交流が活発になり、情報が共有されるようになった結果、地域独自の名前がいつのまにかすり替わってしまったのでしょうか。


葉をよく観察すると、ゴールド!の小さな楕円形の物体が見事に並んでいます。

基本的には葉裏で見つかりますが、時には表面にも。


これらの物体はフタスジハリカメムシというカメムシの卵です。

葉上のフタスジハリカメムシ。
なかなか敏感でポロリと落下したり、ブーンと羽音を立てて飛び去ったり。

交尾したり、果実にストロー状の口吻をさして汁を吸ったりと、アップで撮影したいシーンがいくつもありましたが、またの機会に持ち越しです。

アカタテハ

アカタテハの羽化。

秋期に個体数が増えるチョウで、道ばたに繁茂するノカラムシを食べています。


幼虫は葉をくるみ、その中で休んでいます。

葉の裏面が白っぽいので、よく目につきます。


そっと葉を開いてみると・・・

終齢幼虫のようです。


オオムラサキシキブ

枝いっぱいのオオムラサキシキブの果実が、目につきます。

これから冬にかけて、少しずつ紅紫色に熟してゆきます。



初夏から始まった花期は長く、まだしばらく開花が続きそうです。

方言名:ハタンギティ、ハタヌンギティ、ハタランギティ、ハタングィティ、マミヌミティ(比川)