京都の小6殺人事件の容疑者が、窃盗、傷害事件を起こしていた、ということでまた別な角度から考える必要があるのかも、と思います。

もちろん、「そんな事件を起こすヤツが塾の講師なんか務めるべきではない」というのは感情の自然な流れとしてあるんでしょう。しかし、もしもゼミの教授が語る通りに「改悛の情を示していた」のならば、果たして塾の講師の職を求めてきた彼をすべての経営者がハネるべきか、というのは一概にいえないのではないでしょうか。

もちろん、その時に彼に職を与えていなければ、結果的に誰の命も奪う事はなかったかも知れません。ただ、その場合には彼の未来というのは塾の講師以外にもかなり可能性を狭められていたはずで、そのことについて誰もが納得していたか、は一概には言えないのでしょう。

「前科者は差別されるべき」かどうか、という議論に一足飛びになるのはどうかと思いますが、一度罪を犯した人間だからきっとまた何かしでかす、という前提で人を判断する事はやはり軽々にしてはならないことなのだと思うのです。