東京への一極集中

日本の首都東京は政治の中心であり,本社機能を東京に置く企業も多く,社会・経済・情報の中心地でもある。日本の全人口の約28%が首都圏に集中し,過密の解消,防災や地方分権の観点から首都機能の移転も検討されるが,その実現には東京一極集中の見直しが必要である。

 

東京圏に占める割合(2006年)

外国法人数(84%)

情報サービス広告業従業者数(61%)

資本金10億円以上の本社数(59%)

貸出金銭高(50%)

ソフト系ICT産業事業所数(45%)

大学生数(43%)

学術・研究機関従業者数(40%)

人口(27%)

 

 

東京都港区・千代田区・中央区など都心部の人口増加率は特に高い。2005年に開業したつくばエクスプレスが停車する茨城県つくば市や千葉県流山市,2010年に運行が開始された成田スカイアクセス線が停車する千葉県印西市など,郊外から都心への通勤に便利な電車の駅があるなど,交通の便がよい地域の人口も増加傾向にある。